解体工事の問題点と近隣住民への影響について
なんば大国町の不動産エージェント ワンダーランド・久保田 博です。
建物の老朽化や再開発に伴い、解体工事が進む一方で、周辺住民にとっては様々な問題点や迷惑が生じることがあります。今回は、解体工事に関連する主な問題点と、その解決策について考えてみたいと思います。
1. 騒音問題
解体工事で最も目立つのが「騒音問題」です。工事現場では重機や工具を使用するため、大きな音が発生します。特に鉄骨の切断やコンクリートの破砕作業は非常に大きな音を伴うことが多く、近隣住民の日常生活に大きな影響を与えます。また、早朝からの作業や週末の工事など、生活リズムを乱される場合も少なくありません。
騒音問題への対応としては、工事業者が防音シートを使用したり、作業時間を限定するなどの配慮が必要です。事前に周辺住民へ説明会を開催し、工事のスケジュールや騒音対策を明示することで、不安や不満を軽減することが求められます。
2. 振動による影響
解体工事では、建物を解体する際に重機を用いたり、振動を伴う作業が頻繁に行われます。こうした振動が地盤に伝わることで、周辺の建物や構造物に影響を与えることもあります。特に、住宅密集地では、振動が近隣の建物にまで伝わり、窓ガラスのひび割れや壁のクラックなどのトラブルが発生する場合があります。
対策としては、振動を抑えるための機械を選定したり、作業方法を工夫することが重要です。また、事前に近隣住民に振動が発生する作業時間や期間を説明し、必要に応じて現場に防振シートなどを設置することも考えられます。
3. 粉塵による健康被害
解体工事では、建物を破砕する際に大量の粉塵が発生します。この粉塵には、アスベストやホコリなど、健康に害を及ぼす物質が含まれている場合があり、吸い込むことで呼吸器に悪影響を及ぼす恐れがあります。特に、小さな子どもや高齢者がいる家庭にとっては、健康被害が深刻な問題となります。
粉塵対策としては、工事現場において定期的な散水を行い、粉塵の飛散を抑えることが効果的です。また、アスベストの含有が確認された建物の解体では、アスベスト除去作業を専門の技術者に委託し、安全に配慮した上で作業を行うことが法律で義務付けられています。でも、住民にはわからないので解体屋が勝手に処理するケースも多々あるようです。
4. 交通渋滞や駐車スペースの占有
こうしたいい加減な対応に振り回されないため、弊社では業者からの口約束に頼らず、必ず文書での確認を求めています。
例えば、メールや文書で「この条件であれば入居します」といった具体的な内容を残すことで、お互いの認識違いを防ぎ、無駄なやり取りを減らすことができます。
業者間での曖昧な約束や口頭でのやり取りは、最終的にオーナー様に負担をかける結果となりかねません。
また、「見送りになりました」といった一言でも、誠実に伝える姿勢が重要です。
たとえ成約に至らなかった場合でも、連絡をきちんとすることで相手方との信頼関係が築かれ、次の機会に繋がる可能性も生まれます。
曖昧さを排し、明確な確認を取り交わすことが、オーナー様の利益を守り、業務の効率化にもつながります。
書面での確認を徹底することで、余計なトラブルを防ぎ、双方にとって安心できる取引環境を整えていくことが私たちの目指すべき姿勢です。
5. 解体寸前でスケジュールも出さずにする業者
一部の業者は、解体寸前になってもスケジュールの詳細を出さずに工事を進めることがあります。これにより、住民は突然の工事開始に戸惑い、不安や不満が増すばかりです。特に工事の騒音や振動、粉塵が日常生活に影響を及ぼす場合、事前の告知や詳細なスケジュールがないことで住民にとっては予測できない迷惑が生じます。
こうした問題を回避するためには、業者が工事開始前に必ず住民にスケジュールを提示し、事前説明を行うことが重要です。説明会や配布資料を通じて具体的な日時や影響について情報提供を行い、住民が安心して生活を続けられるよう配慮する姿勢が求められます。急な変更や無計画な工事スケジュールが原因で信頼関係が損なわれないよう、連携を強化することが大切です。
6. 近隣住民とのコミュニケーション不足
解体工事がスムーズに進むためには、事前のコミュニケーションが非常に重要です。しかし、工事業者が近隣住民への説明を怠ったり、十分な情報提供を行わない場合、住民は工事への不安や不満を募らせることになります。また、工事に関する苦情やトラブルが発生した場合、迅速な対応がなされないと、住民との信頼関係が損なわれ、問題がさらに深刻化することがあります。
工事業者としては、解体工事を行う前に、住民説明会を開催し、工事内容や予定を説明することが大切です。また、連絡窓口を設置し、住民からの問い合わせや苦情に迅速に対応する体制を整えることで、トラブルを未然に防ぐことができます。
まとめ
解体工事は、老朽化した建物を撤去し新たな建物や施設を建設するために欠かせないプロセスですが、その一方で周辺住民にとって多くの問題点や迷惑が生じるのも事実です。騒音や振動、粉塵などの物理的な影響に加え、コミュニケーション不足や急な工事スケジュールの欠如による心理的な不安も大きな課題となります。
工事業者としては、こうした問題に対して適切な対応策を講じ、周辺住民への配慮を欠かさないことが求められます。
追伸:近隣対策業者(近対屋)に対する批判
近隣対策業者に対する批判には、具体的な不満や不信が多く、特に以下のような厳しい声が挙がっています:
①住民への軽視と不誠実な対応:多くの近隣対策業者は、あくまで形式的に住民の苦情を受け取るだけで、実際には住民の声を真剣に取り扱っていないと感じられます。苦情や意見を伝えても、ただ「検討する」や「上に報告する」といった曖昧な言葉で流され、結果として何の改善もされないまま放置されることが少なくありません。住民からすれば、単なる「苦情処理係」として対応しているようにしか見えません。
②業者側の代弁者としての役割:近隣対策業者は、本来住民の側に立って中立的なサポートを提供するはずですが、実際には工事業者側の利益を守ることを優先している場合が多いです。住民の訴えをすべて「ただのクレーム」として処理し、工事業者を擁護する態度が見られることも多く、住民の不信感を増幅させています。
③無責任な対応と責任の押し付け:何か問題が発生したときに、近隣対策業者は「私たちは指示を受けているだけ」「工事会社が決めること」として責任を逃れることが多くあります。この無責任な態度は、問題が深刻化する原因となり、住民にさらなる不安や不信を抱かせます。
④根本的な解決策の提供を怠る:一部の近隣対策業者は、そもそも解決する意思が見えない対応を行い、「とりあえず現状を我慢してもらおう」という姿勢が透けて見えることがあります。例えば、騒音や粉塵の問題に対する具体的な防止策を全く提案せず、ただ「理解を求める」だけで済ませるケースが多く、住民にとっては非常に不誠実に感じられます。
⑤適当な情報提供と意図的な曖昧さ:住民が工事のスケジュールや影響について具体的に質問すると、適当な回答や曖昧な言葉でごまかし、本当の情報が伝わらないことがあります。特に工事の進行状況や作業予定については、近隣対策業者が曖昧な説明をすることで、住民が計画的に対応することができず、日常生活に支障をきたしてしまいます。
このような問題から、近隣対策業者に対する住民の信頼は損なわれ、むしろ問題を拡大する要因にさえなっていると言えます。要注意です。
⭐︎☆ 有限会社ワンダーランド☆⭐︎創業:平成2年4月
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大阪ミナミ 高島屋前の戎橋筋にあった、大阪市立精華幼稚園・精華小学校の出身です。現在エディオン。
なんばスケート場・なんばプール・千日ファミリープール、今あるマルイの地下にあった、ゲームセンター等を幼稚園の時から遊び場にし、小学生の時は、友達の雀球・アレンジボール、コインゲームセンター、雀荘などで遊び呆けて育ちました。
世間では、そんな風うに育てば、ろくな人では無いと思われるか知れませんが、門前の小僧みたいなもので、何をすれば駄目なのか、何をすれば良いのか、がわかるようになったように思います。
そんなこんなで今があります。
「戦争」「コロナ禍」「地震」「円安」「デフレ」。一体この不況はいつまで続くのでしょうか。多くの国民がこの暗いトンネルの出口を探そうとあえいでいます。
不動産業というのは、世間の人から客観的に見ても、「何か恐い」「騙される」「うそをつかれる」「ふっかけられる」等の先入観で判断されがちです。事実、我々不動産業者が同業者を見ても、「狐とタヌキの化かしあい」の様なところも事実あります。その様な部分を改善しょうともせず、勉強をせず営業努力も怠って業界自体も現在に至っています。
そのような中、やはり、お客様の喜びなしではやっていけません。私たちはお客様の笑顔を見るために、本当にいいサービスを本当に喜ばれるように、生意気かも知れませんが、感謝されるお客様をどれだけ創る事ができたのかが大切だと考えています。
しかし、現実は非常に厳しい。まずは、その訳をお聞きください。土地建物の売買の場合、売り物件はどうしても、知名度のある、信用力のある、大手に流れてしまいます。
買いの場合は、極端な話し、手数料が安ければと言われるお客さんもいらっしゃいます。要は業者などどこでもよく、ちゃんと取引が出来れば購入してくれます。 買うのはどこの不動産屋でも同じ!しかし、売るの時は、大手!と言う心理がはたらいています。
大手と街の不動産屋の大きな違いは、資金力・信用力はもとより、取引時の重要事項説明書などの書類関係など調査力と、丁寧さです。街の不動産屋は、道路・ガス・上下水道・隣地境界・道路関係などの面倒のかかる調査は最近やっと当たり前になってきました。全ての不動産屋がいい加減では決してありませんが、でも、私も含めてそうかも知れませんが、不動産屋などをやろうとする人は、一発逆転ホームランを狙うような、楽して儲けようと思う人が多いのも確かだとおもいます。
ワンダーランドの沿革は昭和33年に私の父が難波歌舞伎座裏で南新商事創業(不動産業 免許番号第1590号)。南新商事のお客様を受けつがず、平成2年敷津西に、何とか一年分の生活費を工面し有限会社ワンダーランドをオープン。ゼロからのスタートでした。
平成2年と言うと、バブルの絶頂期で土地を2~3週間も物件を抱くと数百万円も儲かるという時代でした。売買のお客様には金額も張るため、本当の歳(27歳)は言えず、33歳ですと嘘を言わないと信用もされません。
そして、不動産業さえすれば儲かると錯覚し、営業を始めたのですが、土地の値段も坂を転げ落ちるように下がり、なかなか売買の仲介ができませんでした。
私自身、まだ弱冠27歳で、妻と二人で事務所にいるだけで電話もかからず、月に1件賃貸の契約が出来れば良いほどで、売買などは皆無でした。幼い子供がいたために、事務所の2階には子供を寝さす部屋として2畳の和室(現在もあります)を作りました。妻と子を養うどころか、不動産業だけではどうにもならず、妻もパートに行き、そして、夜は子供が寝静まってから、なんとか輪転機のリースが通った機械で寒い冬も、暑い夏も、チラシ作成し、それを妻と二人で配りに歩きました。しかし、結果を出すことが出来ず。妻には迷惑ばかりをかけていました。
なんとか、かんとか5年ぐらい持ちこたえることができ、その頃から1人2人とスッタッフにも恵まれ賃貸にも力を入れ、売買と賃貸の両輪で営業を進め、おかげさまで、平成11年6月に、大阪市浪速区元町1丁目(私の実家)に2店舗目を出すことが出来ました。(2020年に難波店閉店)
いくらワンダーランドが儲らなくても、嘘をついて儲けたくはありません、お客様に喜んで戴き「また使ってやる」と言われなければと考えております。
皆様に支えられて、浪速区内の元町・敷津西・敷津東・大国・難波中・戎本町の木津中校区での売買・賃貸の仲介実績をあげられるようなりました。
その間、小学校や中学校のPTAの会長や地域のお手伝いをさせて頂くようになり、賃貸管理も雪が春の日差しで徐々に溶けるように、任せて頂けるようになりました。
今は、この様にいろんな角度から応援してくれた皆さんに感謝しています。現在スタッフは私・妻を含め7名(内宅建士6)です。
幸せ感は人それぞれ違うかも知れませんが、今ある自分は皆さんのおかげで生活できる事に心より感謝し、皆さんの喜んでいる顔を思い浮かべ、一意専心に物事にあたっていきます。
好きな言葉 死は好むべきにも非ず、亦悪むべきにも非ず。 道尽き心安んずる、便ち是死所。 世に生きて心死する者あり、身亡びて魂存する者あり。 心死すれば生きるも益なし、魂存すれば亡ぶるも損なきなり。 死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし。 生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし。