有限会社ワンダーランド
2025年04月20日
ブログ
兄弟で相続した不動産、売却や賃貸はどうする?
不動産・相続について勉強中の、ワンダーランドMAIMAIです。
相続のご相談を受けている中でよくあるのが、兄弟姉妹など複数人で不動産を相続したケースです。
「とりあえず共有名義で相続しておけばいいですよね?」
「後で話し合ってから使い道を決めれば大丈夫ですよね?」
…というお声をよくいただきますが、実際には共有のままでは思ったように活用できず、トラブルに発展するケースも少なくありません。
今回は、兄弟で不動産を共有相続したときに起こりやすい問題と、選択肢についてお話しします。
1.共有名義のままでは自由に売却できない?
相続で不動産を複数人で取得すると、その不動産は「共有名義」になります。
この状態では、たとえ一人が「売りたい」「貸したい」と考えていても、他の共有者の同意がなければ進めることはできません。
名義を共有している以上、重要な判断は「全員一致」が原則となるからです。
たとえば、建物を賃貸に出そうとする場合でも、契約の内容や家賃設定、修繕の要否など、さまざまな点で意見が分かれることがあります。
誰か一人でも「反対」となれば、話が止まってしまうのが現実です。
また、売却となると金額の希望や売るタイミングなどで意見がまとまらず、結果的に数年単位で放置されてしまうこともあります。
さらに、こうした膠着状態のまま固定資産税だけが毎年発生し、支払いや管理の負担が一部の相続人に偏ってしまうことも少なくありません。
「兄が全く連絡に応じてくれず、売るにも貸すにも進まない」
「姉が“売りたくない”と言い張っているが、実際には誰も使っていない」
「弟が家の修繕費を出さず、トラブルが続いている」
――私たちが受けるご相談の中には、こうした声が日常的にあります。
この状態では、たとえ一人が「売りたい」「貸したい」と考えていても、他の共有者の同意がなければ進めることはできません。
名義を共有している以上、重要な判断は「全員一致」が原則となるからです。
たとえば、建物を賃貸に出そうとする場合でも、契約の内容や家賃設定、修繕の要否など、さまざまな点で意見が分かれることがあります。
誰か一人でも「反対」となれば、話が止まってしまうのが現実です。
また、売却となると金額の希望や売るタイミングなどで意見がまとまらず、結果的に数年単位で放置されてしまうこともあります。
さらに、こうした膠着状態のまま固定資産税だけが毎年発生し、支払いや管理の負担が一部の相続人に偏ってしまうことも少なくありません。
「兄が全く連絡に応じてくれず、売るにも貸すにも進まない」
「姉が“売りたくない”と言い張っているが、実際には誰も使っていない」
「弟が家の修繕費を出さず、トラブルが続いている」
――私たちが受けるご相談の中には、こうした声が日常的にあります。
2.現実的な選択肢をどう考えるか
共有相続された不動産について考えるとき、まず検討したいのは「不動産を売却し、現金化する」という選択です。
これにより、不動産という動かしづらい財産を、お互いに納得しやすい形で分けることができ、管理の手間や将来のトラブルを回避できます。
特に相続人の一人が遠方に住んでいたり、物件を管理する意思がない場合は、売却による整理がスムーズにいくことが多いです。
一方、誰か一人がその不動産を取得し、他の相続人に代償金を支払う方法もあります。
たとえば、弟が実家に住み続けたいという希望を持っている場合、兄と妹にそれぞれ相応の金額を渡して名義を自分一人にまとめるという形です。
この方法は、特定の人が住み続けたいという強い意向がある場合に有効で、他の相続人にとっても現金を受け取ることで納得しやすいというメリットがあります。
ただし、代償金の支払い能力があるかどうか、また金額の算定方法などについては慎重に話し合う必要があります。
また、共有のまま不動産を賃貸に出すという選択も、一定の協力体制が取れる場合には現実的です。
賃料収入を持分割合で分け合うことも可能で、継続的な収益を期待できる面もあります。
ただし、賃貸契約の内容や管理の方針、設備の修繕負担などについて定期的に合意形成が必要となるため、関係性が円満であることが前提となります。
これにより、不動産という動かしづらい財産を、お互いに納得しやすい形で分けることができ、管理の手間や将来のトラブルを回避できます。
特に相続人の一人が遠方に住んでいたり、物件を管理する意思がない場合は、売却による整理がスムーズにいくことが多いです。
一方、誰か一人がその不動産を取得し、他の相続人に代償金を支払う方法もあります。
たとえば、弟が実家に住み続けたいという希望を持っている場合、兄と妹にそれぞれ相応の金額を渡して名義を自分一人にまとめるという形です。
この方法は、特定の人が住み続けたいという強い意向がある場合に有効で、他の相続人にとっても現金を受け取ることで納得しやすいというメリットがあります。
ただし、代償金の支払い能力があるかどうか、また金額の算定方法などについては慎重に話し合う必要があります。
また、共有のまま不動産を賃貸に出すという選択も、一定の協力体制が取れる場合には現実的です。
賃料収入を持分割合で分け合うことも可能で、継続的な収益を期待できる面もあります。
ただし、賃貸契約の内容や管理の方針、設備の修繕負担などについて定期的に合意形成が必要となるため、関係性が円満であることが前提となります。
3.先送りが問題をさらに複雑にすることも
共有状態が長引けば長引くほど、相続人の高齢化や死亡、さらに次の世代への相続が発生していきます。
すると、名義人が10人、20人と増えてしまい、登記変更や売却の合意形成が著しく困難になります。
中には、不動産の相続登記ができず、売却や賃貸を諦めざるを得なかったというケースもあります。
こうなってしまうと、不動産が“塩漬け”の状態となり、固定資産税の負担だけが年々のしかかっていくのです。
すると、名義人が10人、20人と増えてしまい、登記変更や売却の合意形成が著しく困難になります。
中には、不動産の相続登記ができず、売却や賃貸を諦めざるを得なかったというケースもあります。
こうなってしまうと、不動産が“塩漬け”の状態となり、固定資産税の負担だけが年々のしかかっていくのです。
4.兄弟間だからこそ、第三者の介入がスムーズな解決に
家族間、特に兄弟間での相続の話し合いは、感情が絡むことも多く、意外と進まないものです。
遠慮して言い出せない、過去の出来事が影を落とす、親の面倒を誰が見ていたかでもめる――こうした要素が複雑に絡み合い、「話し合い自体ができない」まま年月が経ってしまうことも珍しくありません。
そういった場合、私たちのような第三者である不動産会社が間に入り、状況を客観的に整理することで、話が進むことがあります。
不動産の現状を冷静に評価し、売却や分割、賃貸といった選択肢を分かりやすく提示することで、共有者それぞれが納得できる方向性を見出す手助けが可能です。
遠慮して言い出せない、過去の出来事が影を落とす、親の面倒を誰が見ていたかでもめる――こうした要素が複雑に絡み合い、「話し合い自体ができない」まま年月が経ってしまうことも珍しくありません。
そういった場合、私たちのような第三者である不動産会社が間に入り、状況を客観的に整理することで、話が進むことがあります。
不動産の現状を冷静に評価し、売却や分割、賃貸といった選択肢を分かりやすく提示することで、共有者それぞれが納得できる方向性を見出す手助けが可能です。
5.まとめ
兄弟での共有相続は、一見「平等」で「無難」な選択のように思えます。
しかし、それはあくまで「とりあえずの状態」であって、最終的にはどのように活用・整理していくかを話し合い、合意することが必要です。
時間が経てば経つほど、関係も状況も複雑化していきます。
だからこそ、相続が発生した段階で、できるだけ早く方向性を検討しておくことが、後悔のない選択につながります。
ワンダーランドでは、相続に関する不動産のお悩みに丁寧に対応しております。
司法書士や税理士などの専門家とも連携し、売却・賃貸・名義整理など、多角的なサポートが可能です。
「まだ相続したばかりで何も決まっていない」という段階からでも大丈夫です。
お気軽にご相談ください。
しかし、それはあくまで「とりあえずの状態」であって、最終的にはどのように活用・整理していくかを話し合い、合意することが必要です。
時間が経てば経つほど、関係も状況も複雑化していきます。
だからこそ、相続が発生した段階で、できるだけ早く方向性を検討しておくことが、後悔のない選択につながります。
ワンダーランドでは、相続に関する不動産のお悩みに丁寧に対応しております。
司法書士や税理士などの専門家とも連携し、売却・賃貸・名義整理など、多角的なサポートが可能です。
「まだ相続したばかりで何も決まっていない」という段階からでも大丈夫です。
お気軽にご相談ください。
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不動産に関するお困りごとがありましたら、ぜひワンダーランドにご相談ください。
⭐︎☆ 有限会社ワンダーランド☆⭐︎創業:平成2年4月
・HP: https://www.0120720901.com/
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Fax: 06-6643−3363
Fax: 06-6647-3363
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この記事を書いた人
紀本 舞

奈良の田原本町で生まれ育ちました。1年浪人し大阪大学の看護学専攻で学び看護師の資格をとった後、徳島大学助産学専攻科で学び、助産師となりました。11年間助産師、看護師として働き、たくさんの命の誕生、旅立ちに立ち会い、たくさんの喜びや悲しみを経験させてもらいました。
医療からなぜ不動産業界に!?とよく驚かれますが、小学生の頃に家を建て替え、一級建築士の父が描いた図面が建物になったことに感動し、不動産業は誰かの新しい暮らしのサポートができる良い仕事だと思いました。看護師として働く中では、きちんと身の回りの整理をできないまま旅立っていく方も多く見てきました。 不動産は大切な資産です。揺り籠から墓場まで、そして相続まで、これまでの経験を活かして皆様の人生を豊かにするお手伝いがしたいと考えております。
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