最近お見かけしなくなったオーナー様のこと——AGI時代に問い直す、不動産屋の「命の重み」
なんば大国町の不動産エージェント ワンダーランド・久保田 博です。
最近、いつもの道路で散歩をしていた姿を見かけないな。そう思っていた。
大国町の風が少し冷たさを増したある日の午後、近所の方から聞いた言葉に、私は自分の至らなさを突きつけられた。
「久保田さん、あのビルのオーナーさん、実は半年前に亡くなってたんやで」
言葉を失った。
かつてワンダーランドで仲介をさせていただき、何度もこの街の未来について語り合った、あのオーナー様。
知らないうちにこの世を去り、そして今、その大切な不動産が、まったく別の、縁もゆかりもない他社の仲介によって売りに出されているという。
なぜ、私たちは思い出してもらえなかったのか。
なぜ、相続人の方はワンダーランドに声をかけてくださらなかったのか。
そこには、単なるビジネスの勝ち負けではない、私たちが忘れてはいけない教訓があった。
離れてしまった「縁」
かつて、うちの会社を去っていったスタッフがいた。
彼はワンダーランドを辞めた後、転職を重ねながら今も不動産業界で働いていると聞いている。
今回のオーナー様の件も、もしかするとそうした人のつながりの中で、他社へと情報が流れていったのかもしれない。
しかし、責めるべきは去っていった人ではない。
一番の問題は、オーナー様が
「ワンダーランドなら何とかしてくれる」
そういう信頼を、相続人の方々にまで繋げることができていなかった、私たち自身の関わり方にあったのだと思う。
不動産屋の仕事は、物件を右から左へ動かすことではない。
その建物に込められた想いや、オーナー様が人生をかけて築いてきたものを、次の世代へとつないでいくことだ。
「最近見ないな」と思いながらも、忙しさを理由に連絡をしなかった。
「自動引き落としだから大丈夫だろう」と安心してしまっていた部分もあった。
この小さな距離が、気づけば大きな断絶になっていたのだと思う。
AIの時代でも変わらないもの
今、世界はAGI(汎用人工知能)の誕生を目前に控え、すべてを効率化しようとしている。
不動産の世界でも、データ分析や情報管理はどんどん便利になっていくだろう。
AIが登記情報や電力データなどを分析し、異変を知らせてくれるような時代が来るかもしれない。
誰が相続人になり、誰が決定権を持っているのかを、数秒でリストアップしてくれるようになるだろう。
けれど、AIにできないこともある。
それは、人と人との関係だ。
オーナー様がどんな思いでこの土地を守ってきたのか。
どんな未来を思い描いていたのか。
そういう話は、長い時間の中で人と人が関わることでしか生まれない。
相続人の方が、見知らぬ大手の不動産会社に仲介を依頼した理由は、きっと「安心できるところ」に任せたいと思われたからだろう。
だが、もし私たちがもっと深く、家族のように関わり続けていたら。
「お父様は、いつもこんな風にワンダーランドに任せてくださっていましたよ」
そう、思い出話の一つでもできる関係性が、相続人の方との間であれば、結果は違っていたはずだ。
これからの時代、AIはますます便利になる。
だが、便利になればなるほど、人との関わり合いは「希薄」になっていく。だからこそ、私たちはその逆を行かなければならない。
「お節介」という名の、最強の資産防衛
今回の件を経て、私は決意した。
有限会社ワンダーランドは、世界で一番進んだテクノロジーを導入する。だが、その目的は「効率化」ではない。
「AIに事務を任せ、浮いた時間のすべてを、お客様の『異変』に気づくために使う」
それが、私たちの新しい誓いだ。
「最近見ないな」で終わらせない。
「お元気ですか?」の一言を、AIに打たせるのではなく、私たちが自分の声で、あるいは自分の足で届ける。
経営者視点とは、数字を追うことではない。
目の前のお客様が、そしてその背後にいるご家族が、20年後に「あの時、ワンダーランドに頼んでよかった」と笑っている姿を想像し、今、お節介を焼くことなのだと。
不動産は、単なるコンクリートの塊ではない。
そこには、人の人生が詰まっている。
去っていったスタッフのことも、他社に流れた案件も、すべては私に「人情の真髄」を教えるための試練だったのだと思う。
大国町というこの街で、これからも一人ひとりのお客様とのご縁を大切にしていきたいと思います。
AIなど新しい技術も取り入れながら、それ以上に人と人とのつながりを大事にする。
そんな不動産屋であり続けたいと思います。
有限会社ワンダーランドは、明日も「お節介」な不動産屋であり続けます。
⭐︎☆ 有限会社ワンダーランド☆⭐︎創業:平成2年4月
・HP: https://www.0120720901.com/
https://www.720901.com/
https://www.720.co.jp/
・mail [email protected]
・
住所:大阪市浪速区敷津西1-1-25
Tel: 0120-720901(なにわくで一番)
Tel: 0120-720981(なにわくは一番)
Fax: 06-6643−3363
Fax: 06-6647-3363
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大阪ミナミ 高島屋前の戎橋筋にあった、大阪市立精華幼稚園・精華小学校の出身です。現在エディオン。
なんばスケート場・なんばプール・千日ファミリープール、今あるマルイの地下にあった、ゲームセンター等を幼稚園の時から遊び場にし、小学生の時は、友達の雀球・アレンジボール、コインゲームセンター、雀荘などで遊び呆けて育ちました。
世間では、そんな風うに育てば、ろくな人では無いと思われるか知れませんが、門前の小僧みたいなもので、何をすれば駄目なのか、何をすれば良いのか、がわかるようになったように思います。
そんなこんなで今があります。
「戦争」「コロナ禍」「地震」「円安」「デフレ」。一体この不況はいつまで続くのでしょうか。多くの国民がこの暗いトンネルの出口を探そうとあえいでいます。
不動産業というのは、世間の人から客観的に見ても、「何か恐い」「騙される」「うそをつかれる」「ふっかけられる」等の先入観で判断されがちです。事実、我々不動産業者が同業者を見ても、「狐とタヌキの化かしあい」の様なところも事実あります。その様な部分を改善しょうともせず、勉強をせず営業努力も怠って業界自体も現在に至っています。
そのような中、やはり、お客様の喜びなしではやっていけません。私たちはお客様の笑顔を見るために、本当にいいサービスを本当に喜ばれるように、生意気かも知れませんが、感謝されるお客様をどれだけ創る事ができたのかが大切だと考えています。
しかし、現実は非常に厳しい。まずは、その訳をお聞きください。土地建物の売買の場合、売り物件はどうしても、知名度のある、信用力のある、大手に流れてしまいます。
買いの場合は、極端な話し、手数料が安ければと言われるお客さんもいらっしゃいます。要は業者などどこでもよく、ちゃんと取引が出来れば購入してくれます。 買うのはどこの不動産屋でも同じ!しかし、売るの時は、大手!と言う心理がはたらいています。
大手と街の不動産屋の大きな違いは、資金力・信用力はもとより、取引時の重要事項説明書などの書類関係など調査力と、丁寧さです。街の不動産屋は、道路・ガス・上下水道・隣地境界・道路関係などの面倒のかかる調査は最近やっと当たり前になってきました。全ての不動産屋がいい加減では決してありませんが、でも、私も含めてそうかも知れませんが、不動産屋などをやろうとする人は、一発逆転ホームランを狙うような、楽して儲けようと思う人が多いのも確かだとおもいます。
ワンダーランドの沿革は昭和33年に私の父が難波歌舞伎座裏で南新商事創業(不動産業 免許番号第1590号)。南新商事のお客様を受けつがず、平成2年敷津西に、何とか一年分の生活費を工面し有限会社ワンダーランドをオープン。ゼロからのスタートでした。
平成2年と言うと、バブルの絶頂期で土地を2~3週間も物件を抱くと数百万円も儲かるという時代でした。売買のお客様には金額も張るため、本当の歳(27歳)は言えず、33歳ですと嘘を言わないと信用もされません。
そして、不動産業さえすれば儲かると錯覚し、営業を始めたのですが、土地の値段も坂を転げ落ちるように下がり、なかなか売買の仲介ができませんでした。
私自身、まだ弱冠27歳で、妻と二人で事務所にいるだけで電話もかからず、月に1件賃貸の契約が出来れば良いほどで、売買などは皆無でした。幼い子供がいたために、事務所の2階には子供を寝さす部屋として2畳の和室(現在もあります)を作りました。妻と子を養うどころか、不動産業だけではどうにもならず、妻もパートに行き、そして、夜は子供が寝静まってから、なんとか輪転機のリースが通った機械で寒い冬も、暑い夏も、チラシ作成し、それを妻と二人で配りに歩きました。しかし、結果を出すことが出来ず。妻には迷惑ばかりをかけていました。
なんとか、かんとか5年ぐらい持ちこたえることができ、その頃から1人2人とスッタッフにも恵まれ賃貸にも力を入れ、売買と賃貸の両輪で営業を進め、おかげさまで、平成11年6月に、大阪市浪速区元町1丁目(私の実家)に2店舗目を出すことが出来ました。(2020年に難波店閉店)
いくらワンダーランドが儲らなくても、嘘をついて儲けたくはありません、お客様に喜んで戴き「また使ってやる」と言われなければと考えております。
皆様に支えられて、浪速区内の元町・敷津西・敷津東・大国・難波中・戎本町の木津中校区での売買・賃貸の仲介実績をあげられるようなりました。
その間、小学校や中学校のPTAの会長や地域のお手伝いをさせて頂くようになり、賃貸管理も雪が春の日差しで徐々に溶けるように、任せて頂けるようになりました。
今は、この様にいろんな角度から応援してくれた皆さんに感謝しています。現在スタッフは私・妻を含め7名(内宅建士6)です。
幸せ感は人それぞれ違うかも知れませんが、今ある自分は皆さんのおかげで生活できる事に心より感謝し、皆さんの喜んでいる顔を思い浮かべ、一意専心に物事にあたっていきます。
好きな言葉 死は好むべきにも非ず、亦悪むべきにも非ず。 道尽き心安んずる、便ち是死所。 世に生きて心死する者あり、身亡びて魂存する者あり。 心死すれば生きるも益なし、魂存すれば亡ぶるも損なきなり。 死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし。 生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし。