留学生の賃貸需要が回復しています
不動産・相続について勉強中の、ワンダーランドMAIMAIです。大国町周辺では、日本語ではない他の言語が飛び交っています。
今年秋における留学生の賃貸住宅需要が回復してきており、コロナ前の2019年の水準にまで回復してきているとの報告があります。
ワンダーランドでも、時々、アジア系の不動産業者から、留学生の賃貸住宅への問い合わせがあります。
今回は、留学生の変化やその住宅ニーズについて、記載していきます。
外国人留学生の推移
2019年日本における外国人留学生の人数は、過去最高の31万2214人を記録していました。
そして、新型コロナウイルスの影響により、2020年は27万9597人、2021年は24万2444人と減少、2022年もさらに減少し23万1146人と減少傾向は続いていました。
もちろんそれに伴い外国人留学生の賃貸住宅需要は低下していました。
しかし、2023年秋になり外国人留学生の人数に回復の兆候があります。
京都市内のある不動産会社では、今年の留学生の賃貸住宅の成約数が、留学生の人数が過去最高だった2019年の95%にまで回復しているようです。
ちなみに、秋入学を目指す留学生の問い合わせは7~9月頃に始まり、1か月ほどで成約に至ることが多いです。
この京都の不動産会社では、留学生の中で最も成約数が多い国籍は、韓国で50%、次いで中国が20%を占め、その他にもベトナム、ネパール、台湾などからも需要が見られています。
また、別の地域では、愛媛の不動産会社でも、外国人留学生の賃貸住宅の成約数は増加傾向にあり、今年は昨年の2倍程度の成約があったようです。
外国人留学生が選ぶ賃貸住宅って?
近年増加している東南アジアからの留学生は、低家賃帯の物件を好む傾向があります。
留学期間が半年~1年と短期間の滞在が多いため、家具付きで入居へのハードルが低い賃貸物件が人気となっているようです。
特に5-6万円の賃料で提供されるシェアハウスが人気が有ると聞きます。
確かに、半年から1年程度しか住まないのに、家具、家電を買いそろえていたら大変ですね。
帰国するときには買った家電を、処分する大変さもあります。
カバン一つで入居しても、生活が始められ、帰国するときもそれぐらいの荷物で出て行ける物件が理想なのでしょう。
賃貸住宅経営を考えると、同じ方に長く住んでもらいたいものです。
入居期間が短期であっても、退去後にはハウスクリーニングをしたり、クロスを変えたり、修繕したりと何かと費用がかかってしまいますので。
しかし、これだけ外国人留学生が多くなっており、そのニーズに合った賃貸物件や契約内容を考えていくことが必要なのでしょう。
円安の影響か、賃料より立地優先!
首都圏を中心に学生マンションを運営している不動産会社では、近年、留学生の賃貸住宅へのニーズの変化を感じているようです。
特に中国人留学生は、最近は学校から近いことを最優先して部屋を決めることが多くなっているそうです。
そのため、入居する部屋の賃料の平均額も上がっています。
これには、円安の影響もあるのかもしれません。
日本は物が安い国と認識され、留学生のニーズが変動している可能性が考えられます。
多様性を受け入れ、ニーズを捉えた賃貸経営を
近年、日本には外国人留学生が増え、そのまま働き続けるケースも増加しています。
しかし、従来の日本人向けの賃貸住宅経営が外国人留学生にとってはハードルが高いことは否めません。
賃借期間が短期であったり、言葉や文化の違いから生じるトラブルなど、デメリットが目立つことも事実です。
しかしながら、これからの時代においては外国人留学生の受け入れが必然となり、柔軟かつ効果的な対応が求められることになるでしょう。
例えば、家具や家電が備え付けられた賃貸住宅で手ぶらで生活を始めることができるようにすること、日本国内に増加する空き家をシェアハウスとして活用することが考えられます。
これが上手くいけば空室を減らすことができ賃貸経営者にとってもプラスの面があります。
言葉や文化、価値観の壁を低減させることは簡単ではないですが、留学生や地元住民間でのトラブルを避けるためには、異なる文化や価値観を尊重し、理解を深めることが重要です。
当社では、外国人の入居希望者には、日本語が分かり通訳ができる友人などに同席してもらうなどの配慮をしながら、契約時に注意事項の説明をしています。
また、トラブルになりやすい「退去時の原状回復」について理解してもらえるよう、賃貸住宅を退去する時の原状回復のポイントについて、その人が分かる言語で書かれたパンフレットを渡すことも行っています。
それでも、退去時には本人はもう国に帰っていて、友達と名乗る外国人がやってきて、退去の手続きをしようとしたり、日本人相手では予測できないことが起こることもありますが・・・。
外国人留学生との共生で、賃貸経営者にとってもプラスの影響が生まれるようにしていきたいですね。
そのためには未来の多様な社会に向けて、柔軟な発想と受け入れの心が求められているようです。
不動産や相続についてお困りの時は、是非ワンダーランドにご相談下さい。
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