増加するエアコン室外機の窃盗

不動産・相続について勉強中の、ワンダーランドMAIMAIです。

最近、ニュースでエアコンの室外機が頻繁に窃盗される事件が報道されています。
その背後には、銅の価格が3倍に上昇していることが一因とされています。
このブログでは、エアコンの室外機窃盗についての現状、原因、被害の影響、そして具体的な予防策について調べたことをお伝えさせていただきます。

１．エアコンの室外機窃盗の現状
２．銅価格上昇の影響
３．窃盗被害の影響とかかる費用
４．エアコン室外機窃盗の予防策
５．地域での協力と情報共有
６．まとめ

１．エアコンの室外機窃盗の現状

最近の報道によると、エアコンの室外機が狙われる事件が全国で増加しており、多くの家庭や事業者が被害を受けています。
これまでのケースでは、夜間に密かに行われることが多いとされていましたが、最近の報道では、昼間に窃盗が行われるケースも増えていることが分かっています。

夜間に盗まれる場合、犯人は静寂を利用して密かに犯行を行います。
住宅街やオフィス街など、深夜に人通りが少なくなる場所では特にリスクが高まります。
翌朝になってエアコンが作動しないことに気づき、室外機がなくなっていることを発見するケースが多く報告されています。

一方、昼間に盗まれる場合も増えてきています。
犯人は作業服を着て工事業者のふりをすることで、通行人や近隣住民に怪しまれずに犯行を行うこともあります。
このような手口により、昼間の繁忙時間帯でも犯行が成功することが少なくありません。

このように、エアコンの室外機窃盗は昼夜を問わず発生しており、被害を受けた家庭や事業者は大きな影響を受けています。
特に、エアコンが必要不可欠な季節には、窃盗による被害は生活や業務に重大な支障をきたします。

窃盗対策を講じることが急務であることが改めて強調されます。

２．銅価格上昇の影響

銅はその導電性や熱伝導性の高さを利用し、エアコン、テレビ、パソコン、スマートフォン、冷蔵庫など、多くの生活必需品に使用されています。
また、電化製品だけでなく、建設資材にも使用されており、その需要は非常に高いです。

近年、銅の価格の高騰が進んでおり、1キロあたり1,600円程度になっており、これは5年前の2倍、3倍の勢いです。

エアコンの室外機には銅が多く含まれており、その価値が窃盗犯にとって魅力的なターゲットとなっています。

これが窃盗事件増加の一因となっています。

窃盗犯にとって、エアコンの室外機は手軽に入手できる高価な資源となってしまっています。

３．窃盗被害の影響とかかる費用

エアコンの室外機が盗まれると、エアコン自体が機能しなくなるため、特に夏季や冬季には生活や業務に重大な影響を及ぼします。

例えば、エアコンを付けようとしたら作動せず、家の外を見てみると、室外機がなくなっていたというケースも多く報告されています。

暑くなるこれからの季節、エアコンが使えないというのは本当に最悪な状況です。

窃盗による精神的なストレスや安全面での不安も無視できません。

エアコンの室外機が盗まれた場合、現行の商品であれば室外機だけの購入も可能かもしれませんが、室外機だけでも安くて6万円程度はかかります。
さらに、取り付けにも費用がかかります。

また、室内機との互換性の問題もあり、選択肢が限られるため、結局は室内機も一緒に買い替えることになる場合が多いでしょう。

その場合、合計で10万円以上の出費が必要になるなんてことも、容易に想像できます。

さらに、設置業者の繁忙期には1ヶ月以上待たされることもあります。
特に夏季のエアコン需要が高まる時期には、この待ち時間が生活や業務に大きな支障をきたすことになります。

暑い中でエアコンが使えず、お金も時間もかかるという、本当に最悪な状況を避けるためには、事前の防犯対策が非常に重要です。

４．エアコン室外機窃盗の予防策

エアコン室外機の窃盗を予防するために、対策をしていくことが大切です。

防犯カメラの設置:
防犯カメラを設置することで、犯行の抑止力となります。
最近は2,000円台で買える、お手軽価格の防犯カメラもあり、それを複数台設置する事で死角をなくし、防犯効果を高めることができます。
また、実際に窃盗が発生した場合でも、映像記録が証拠となり犯人の特定に役立ちます。

防犯ライトの導入:
夜間に自動で点灯する防犯ライトを設置することで、不審者が近づきにくくなります。
窃盗犯は人目につくことを嫌います。
しかし、室外機の窃盗は昼間窃盗は昼間に起こっていることが多いという報道もあり、これだけで防げるものではありません。

室外機のロック:
室外機を専用のロックで固定することで、持ち去りを難しくします。
室外機専用のセキュリティボルトと呼ばれ、ネット通販で4本セットで5,000円程度で販売している商品もあります。
それを使って固定することで、取り外しを困難にすることができます。
持ち去るのに時間がかかるものは、窃盗犯から狙われにくくなるでしょう。

室外機カバーの設置:
室外機全体を室外機カバーで覆うことで、窃盗を防止する効果があります。しかし、室外機カバーを付けることについては、賛否両論あります。
メリットとしては、直射日光を避け日陰を作ることで冷房効率を上げられることや、見栄えが良くなること、
デメリットとしては熱の吐き出し口に障害物があると、冷房する力が弱まることが言われています。
室外機カバーを使用する場合は、熱の逃げ道をしっかりと確保することを心がけて設置しましょう。

音が鳴る砂利の敷設:
室外機の周りに、防犯砂利と呼ばれる踏むと大きな音が鳴る砂利を敷くことで、不審者が近づくときに音で気づくことができます。
踏むたびにザクザク音が鳴りますので、人目に付かない場所や、死角になる場所に重点的に防犯砂利や砕石を敷くことで、誰かが踏み入ると音がするという状況をつくり出すことができます。
室外機の盗難だけではなく、空き巣の予防としても、防犯効果を得られます。

室外機の2階ベランダへの設置:
室外機を2階のベランダに設置することで、簡単に立ち入ることができず、また取り外して持ち出すことも難しくなります。
エアコンが必須の時期には、
「室外機が動いている＝在宅」、「室外機が止まっている＝不在」
という予測がつきやすく、在宅状況が周囲に分かりやすくなってしまいます。
そういった意味でも、1階に置くよりも2階ベランダに置く方が防犯性は高いかもしれません。

５．地域での協力と情報共有

地域コミュニティで協力し、窃盗の情報を共有することも重要です。
隣近所と連携し、不審な人物や車両を見かけた場合はすぐに通報するなど、地域全体で防犯意識を高めることが効果的です。

例えば、今回のニュースのように室外機の窃盗が増えていると言う情報を、近所の人と共有し、注意喚起し合うことで、地域の防犯意識が高まります。

６．まとめ

エアコンの室外機窃盗は、銅の価格上昇に伴い増加している深刻な問題です。
被害を防ぐためには、個々の対策と地域全体での協力が不可欠です。

防犯カメラやロック、防犯ネットの導入など、できる限りの対策を講じることで、被害を未然に防ぐことができます。

皆様の安心・安全な生活を守るためにも、積極的な防犯対策をおすすめします。

不動産の悩みやトラブル、相続についてお困りの際は、ワンダーランドにご相談ください。

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