初心を忘れずに進む(新年に寄せて)
なんば大国町の不動産エージェント ワンダーランド・久保田 博です。
どんなに経験を積んでも、ビジネスを始めた頃の「初心」を忘れないことが大切です。
私自身、不動産業に携わる中で、創業当初の情熱や努力が今の自分を支えていると感じる場面が数多くあります。
今回は、初心を持ち続けることで得られる成長や信頼について、創業時のエピソードを交えながらお話しします。
創業当初の情熱と決断
会社を立ち上げたばかりの頃、収入はまだ不安定で、右も左も分からない状況でした。
それでも、「学びたい」「成長したい」という思いだけは強く持っていました。
その頃、九州で行われる研修の話を聞き、これはぜひ参加したいと感じました。
しかし、参加費は30万円超。状況はバブル崩壊の平成2年の秋口、また、創業間もない私にとって、この金額は非常に重いものでした。
それでも、自分への投資だと腹をくくり、参加を決意しました。
お金以上に、「この機会を逃したら成長のチャンスを失う」という強い思いがあったからです。
この決断は、当時の私にとって大きな一歩でした。
研修が教えてくれたこと
研修の中で特に役立ったのは、賃貸借契約の契約書や重要事項説明書の具体的な作成方法や注意点についての実践的な内容や、お客様(オーナー様)をどのように獲得するのか、滞納家賃の督促方法まで、賃貸管理が自社の経営を安定させる鍵であることを教えていただきました。
当時、売買契約書はFRKの書式を参考にして作成していましたが、賃貸借契約書は市販の簡易的なB4 1枚もの、重要事項説明書はB5サイズの1枚という、非常にお粗末なものでした。一方、全国から集まった不動産業者たちは、すでにしっかりとワープロで作成した契約書類を使用しており、その差に驚かされました。
また、賃貸や売買の契約書について、当時近隣の不動産会社や同業者に尋ねても、簡単には教えてもらえないことが多く、むしろ周囲の業者にはそのような知識や知恵がなかったのではないかと感じました。
研修を通じて、経験豊富な講師や参加者たちの話を聞き、自分の未熟さを痛感しました。特に、大阪では賃貸借契約を簡単に結べると考え、適当に対処すればなんとかなると思い込んでいた自分の甘さに気づかされ、大きな刺激を受けました。
「学びとは、自己投資であり、自分の未来を切り拓く力である」――この考えを強く実感したのも、この研修がきっかけでした。この経験を通じて、どんなに厳しい状況でも「学び続ける姿勢」を忘れないことの大切さを深く学びました。
初心を忘れないための姿勢
初心とは、ただ単に「新鮮な気持ち」を指すものではありません。
それは、「学びたい」「成長したい」という純粋な意欲や、目の前のことに真剣に向き合う姿勢です。
私たちが日々接するお客様や取引先に対して、常にこの初心を持ちながら仕事に取り組むことが、信頼を築く第一歩だと思います。
また、初心を忘れないためには、時折立ち止まって過去を振り返ることも重要です。
当時の自分に恥じない仕事ができているか、初心の気持ちをどれだけ持ち続けられているかを自問することで、次なる目標へと進む力に繋がります。
初心がもたらす次の目標へと進む力
初心を持ち続けることは、現状を守るだけでなく、新しい挑戦を後押しする力にもなります。
不動産業界は、時代とともに変化し続けています。
その中で、創業当初のような「学びたい」「挑戦したい」という気持ちを持つことで、新しいサービスや価値を生み出すことができると信じています。
これからも初心を忘れず、未来を切り拓いていきたいと思います。
まとめ
若干27歳で儲かると錯覚し、開業し、創業当初に感じた情熱や努力の姿勢は、今でも私の仕事を支える重要な原動力です。
初心を持ち続けることで、仕事に対する誠実さや学びの姿勢を保ち、地域の方々に信頼される存在でありたいと願っています。
これからも初心を胸に、新しい挑戦を続けながら、地域やお客様の未来を支える仕事をしていきたいと思います。
不動産に関してお困りの際は、ぜひワンダーランドに
また、不動産相続のことでお困りごとは久保田に直接ご相談ください。
⭐︎☆ 有限会社ワンダーランド☆⭐︎創業:平成2年4月
・HP: https://www.0120720901.com/
https://www.720901.com/
https://www.720.co.jp/
・mail info@720901.com
・
住所:大阪市浪速区敷津西1-1-25
Tel: 0120-720901(なにわくで一番)
Tel: 0120-720981(なにわくは一番)
Fax: 06-6643−3363
Fax: 06-6647-3363
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
関連した記事を読む
- 2025/01/15
- 2025/01/13
- 2025/01/11
- 2025/01/10
大阪ミナミ 高島屋前の戎橋筋にあった、大阪市立精華幼稚園・精華小学校の出身です。現在エディオン。
なんばスケート場・なんばプール・千日ファミリープール、今あるマルイの地下にあった、ゲームセンター等を幼稚園の時から遊び場にし、小学生の時は、友達の雀球・アレンジボール、コインゲームセンター、雀荘などで遊び呆けて育ちました。
世間では、そんな風うに育てば、ろくな人では無いと思われるか知れませんが、門前の小僧みたいなもので、何をすれば駄目なのか、何をすれば良いのか、がわかるようになったように思います。
そんなこんなで今があります。
「戦争」「コロナ禍」「地震」「円安」「デフレ」。一体この不況はいつまで続くのでしょうか。多くの国民がこの暗いトンネルの出口を探そうとあえいでいます。
不動産業というのは、世間の人から客観的に見ても、「何か恐い」「騙される」「うそをつかれる」「ふっかけられる」等の先入観で判断されがちです。事実、我々不動産業者が同業者を見ても、「狐とタヌキの化かしあい」の様なところも事実あります。その様な部分を改善しょうともせず、勉強をせず営業努力も怠って業界自体も現在に至っています。
そのような中、やはり、お客様の喜びなしではやっていけません。私たちはお客様の笑顔を見るために、本当にいいサービスを本当に喜ばれるように、生意気かも知れませんが、感謝されるお客様をどれだけ創る事ができたのかが大切だと考えています。
しかし、現実は非常に厳しい。まずは、その訳をお聞きください。土地建物の売買の場合、売り物件はどうしても、知名度のある、信用力のある、大手に流れてしまいます。
買いの場合は、極端な話し、手数料が安ければと言われるお客さんもいらっしゃいます。要は業者などどこでもよく、ちゃんと取引が出来れば購入してくれます。 買うのはどこの不動産屋でも同じ!しかし、売るの時は、大手!と言う心理がはたらいています。
大手と街の不動産屋の大きな違いは、資金力・信用力はもとより、取引時の重要事項説明書などの書類関係など調査力と、丁寧さです。街の不動産屋は、道路・ガス・上下水道・隣地境界・道路関係などの面倒のかかる調査は最近やっと当たり前になってきました。全ての不動産屋がいい加減では決してありませんが、でも、私も含めてそうかも知れませんが、不動産屋などをやろうとする人は、一発逆転ホームランを狙うような、楽して儲けようと思う人が多いのも確かだとおもいます。
ワンダーランドの沿革は昭和33年に私の父が難波歌舞伎座裏で南新商事創業(不動産業 免許番号第1590号)。南新商事のお客様を受けつがず、平成2年敷津西に、何とか一年分の生活費を工面し有限会社ワンダーランドをオープン。ゼロからのスタートでした。
平成2年と言うと、バブルの絶頂期で土地を2~3週間も物件を抱くと数百万円も儲かるという時代でした。売買のお客様には金額も張るため、本当の歳(27歳)は言えず、33歳ですと嘘を言わないと信用もされません。
そして、不動産業さえすれば儲かると錯覚し、営業を始めたのですが、土地の値段も坂を転げ落ちるように下がり、なかなか売買の仲介ができませんでした。
私自身、まだ弱冠27歳で、妻と二人で事務所にいるだけで電話もかからず、月に1件賃貸の契約が出来れば良いほどで、売買などは皆無でした。幼い子供がいたために、事務所の2階には子供を寝さす部屋として2畳の和室(現在もあります)を作りました。妻と子を養うどころか、不動産業だけではどうにもならず、妻もパートに行き、そして、夜は子供が寝静まってから、なんとか輪転機のリースが通った機械で寒い冬も、暑い夏も、チラシ作成し、それを妻と二人で配りに歩きました。しかし、結果を出すことが出来ず。妻には迷惑ばかりをかけていました。
なんとか、かんとか5年ぐらい持ちこたえることができ、その頃から1人2人とスッタッフにも恵まれ賃貸にも力を入れ、売買と賃貸の両輪で営業を進め、おかげさまで、平成11年6月に、大阪市浪速区元町1丁目(私の実家)に2店舗目を出すことが出来ました。(2020年に難波店閉店)
いくらワンダーランドが儲らなくても、嘘をついて儲けたくはありません、お客様に喜んで戴き「また使ってやる」と言われなければと考えております。
皆様に支えられて、浪速区内の元町・敷津西・敷津東・大国・難波中・戎本町の木津中校区での売買・賃貸の仲介実績をあげられるようなりました。
その間、小学校や中学校のPTAの会長や地域のお手伝いをさせて頂くようになり、賃貸管理も雪が春の日差しで徐々に溶けるように、任せて頂けるようになりました。
今は、この様にいろんな角度から応援してくれた皆さんに感謝しています。現在スタッフは私・妻を含め7名(内宅建士6)です。
幸せ感は人それぞれ違うかも知れませんが、今ある自分は皆さんのおかげで生活できる事に心より感謝し、皆さんの喜んでいる顔を思い浮かべ、一意専心に物事にあたっていきます。
好きな言葉 死は好むべきにも非ず、亦悪むべきにも非ず。 道尽き心安んずる、便ち是死所。 世に生きて心死する者あり、身亡びて魂存する者あり。 心死すれば生きるも益なし、魂存すれば亡ぶるも損なきなり。 死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし。 生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし。