東京と大阪の不動産業者におけるAI・DX活用法の違いと遅れ
不動産業界では、AI(人工知能)やDX(デジタルトランスフォーメーション)の活用が急速に進んでいます。しかし、日本の大都市である東京と大阪では、その導入や活用方法に差が見られるのが実情です。本稿では、両都市における不動産業者のAI・DX活用の現状を比較し、その違いが生じる要因や解決策について考察します。
1. 東京におけるAI・DXの先進事例
東京は日本の首都であり、最新の技術やトレンドがいち早く取り入れられる土地柄です。不動産業界においても例外ではなく、以下のような先進的なAI・DX活用事例が見られます。
・AIを活用した市場予測モデル: 多くの不動産会社がAIを利用して市場の需要と供給を分析し、価格変動を予測しています。これにより、より正確な物件提案や投資判断が可能になっています。
・バーチャル内見サービス: コロナ禍を契機に、物件のバーチャル内見を提供するサービスが急増しました。東京では高解像度の360度カメラやVR技術を利用した詳細な内見が一般的です。
・RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)による業務効率化: 契約書の作成やデータ入力など、従来手作業で行われていた業務を自動化するツールが広く導入されています。
2. 大阪におけるAI・DX活用の現状
大阪では、東京と比較してAI・DXの導入が遅れている傾向(主にFAXの対応)があります。その主な要因として、以下のような点が挙げられます。
・中小規模の業者が多い: 大阪の不動産市場は中小規模の業者が占める割合が高く、AIやDX導入に必要な資金や人材が不足しているケースが多いです。
・地域密着型の商習慣: 大阪の不動産業界では、地元住民や地主との直接的な関係を重視する傾向があり、デジタル技術よりも人的ネットワークに頼る場面が多いです。
・DX化の具体的な事例:
・簡易なオンライン内見ツールの利用。
・SNSを活用した集客や顧客対応。
・大阪人は安全・ノウハウ的なものは無料だと勘違いしている。(私の所感)
これらの取り組みは見られるものの、東京ほど進んだ技術活用はまだ一般的ではありません。悲しいことです。
3. 東京と大阪の違いが生じる背景
東京と大阪でAI・DXの活用に違いが見られる背景には、以下のような要因が考えられます。
・市場規模の違い: 東京は日本最大の不動産市場であり、競争も激しいため、他社に先駆けてAI・DXを活用するインセンティブが強いです。一方、大阪は市場規模が小さいため、導入に慎重になる業者が多いと言えます。
・顧客層の違い: 東京では海外投資家や企業が主要顧客層となるケースが多く、高度なサービスが求められる傾向があります。一方、大阪では地域住民や中小企業が主要な顧客層であり、これがデジタル化への需要の違いに影響しています。
・文化的要素: 東京は新しい技術やサービスを取り入れることに比較的積極的ですが、大阪では従来の方法を重視する保守的な文化が一部に根強く残っています。
4. 大阪におけるDXの遅れを克服するには
大阪の不動産業界がDXの遅れを克服するためには、以下のような取り組みが必要です。
・補助金や助成金の活用: 中小企業向けにDX導入を支援する補助金制度を活用することで、初期コストの負担を軽減できます。(わからない業者さんが多すぎますが)
・共同プラットフォームの開発: 地域の不動産業者が共同で利用できるデジタルプラットフォームを構築し、導入のハードルを下げる。
・人材育成の強化: DXを推進するための専門人材を育成するために、業界全体での研修や教育プログラムを充実させる必要があります。
5. おわりに
東京と大阪の不動産業者におけるAI・DX活用には明確な違いが存在しますが、それぞれの地域特性や課題に応じた取り組みが進められています。大阪が遅れを取り戻すためには、資金面や人材面での支援が鍵となるでしょう。将来的には、両都市が互いに学び合い、より効率的で顧客満足度の高い不動産サービスを提供することが期待されます。
余談ですが、私は宅建協会の西支部で役員をさせて頂いています。しかしながら、電子契約を実際に行っている会員さんもごく一部、売買などでは、ほんの一握りの業者さんしか行っていないのが現状です。大阪宅建ももっと若手を起用して不動産テックを実現しなければ大変な時代を迎えることになるでしょう!
私は、もっと、勉強をしてこれからの世の中を不動産業者として生きていかなくてはならないと思っています。
不動産のお困りのことは有限会社ワンダーランド久保田までご連絡ください。
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大阪ミナミ 高島屋前の戎橋筋にあった、大阪市立精華幼稚園・精華小学校の出身です。現在エディオン。
なんばスケート場・なんばプール・千日ファミリープール、今あるマルイの地下にあった、ゲームセンター等を幼稚園の時から遊び場にし、小学生の時は、友達の雀球・アレンジボール、コインゲームセンター、雀荘などで遊び呆けて育ちました。
世間では、そんな風うに育てば、ろくな人では無いと思われるか知れませんが、門前の小僧みたいなもので、何をすれば駄目なのか、何をすれば良いのか、がわかるようになったように思います。
そんなこんなで今があります。
「戦争」「コロナ禍」「地震」「円安」「デフレ」。一体この不況はいつまで続くのでしょうか。多くの国民がこの暗いトンネルの出口を探そうとあえいでいます。
不動産業というのは、世間の人から客観的に見ても、「何か恐い」「騙される」「うそをつかれる」「ふっかけられる」等の先入観で判断されがちです。事実、我々不動産業者が同業者を見ても、「狐とタヌキの化かしあい」の様なところも事実あります。その様な部分を改善しょうともせず、勉強をせず営業努力も怠って業界自体も現在に至っています。
そのような中、やはり、お客様の喜びなしではやっていけません。私たちはお客様の笑顔を見るために、本当にいいサービスを本当に喜ばれるように、生意気かも知れませんが、感謝されるお客様をどれだけ創る事ができたのかが大切だと考えています。
しかし、現実は非常に厳しい。まずは、その訳をお聞きください。土地建物の売買の場合、売り物件はどうしても、知名度のある、信用力のある、大手に流れてしまいます。
買いの場合は、極端な話し、手数料が安ければと言われるお客さんもいらっしゃいます。要は業者などどこでもよく、ちゃんと取引が出来れば購入してくれます。 買うのはどこの不動産屋でも同じ!しかし、売るの時は、大手!と言う心理がはたらいています。
大手と街の不動産屋の大きな違いは、資金力・信用力はもとより、取引時の重要事項説明書などの書類関係など調査力と、丁寧さです。街の不動産屋は、道路・ガス・上下水道・隣地境界・道路関係などの面倒のかかる調査は最近やっと当たり前になってきました。全ての不動産屋がいい加減では決してありませんが、でも、私も含めてそうかも知れませんが、不動産屋などをやろうとする人は、一発逆転ホームランを狙うような、楽して儲けようと思う人が多いのも確かだとおもいます。
ワンダーランドの沿革は昭和33年に私の父が難波歌舞伎座裏で南新商事創業(不動産業 免許番号第1590号)。南新商事のお客様を受けつがず、平成2年敷津西に、何とか一年分の生活費を工面し有限会社ワンダーランドをオープン。ゼロからのスタートでした。
平成2年と言うと、バブルの絶頂期で土地を2~3週間も物件を抱くと数百万円も儲かるという時代でした。売買のお客様には金額も張るため、本当の歳(27歳)は言えず、33歳ですと嘘を言わないと信用もされません。
そして、不動産業さえすれば儲かると錯覚し、営業を始めたのですが、土地の値段も坂を転げ落ちるように下がり、なかなか売買の仲介ができませんでした。
私自身、まだ弱冠27歳で、妻と二人で事務所にいるだけで電話もかからず、月に1件賃貸の契約が出来れば良いほどで、売買などは皆無でした。幼い子供がいたために、事務所の2階には子供を寝さす部屋として2畳の和室(現在もあります)を作りました。妻と子を養うどころか、不動産業だけではどうにもならず、妻もパートに行き、そして、夜は子供が寝静まってから、なんとか輪転機のリースが通った機械で寒い冬も、暑い夏も、チラシ作成し、それを妻と二人で配りに歩きました。しかし、結果を出すことが出来ず。妻には迷惑ばかりをかけていました。
なんとか、かんとか5年ぐらい持ちこたえることができ、その頃から1人2人とスッタッフにも恵まれ賃貸にも力を入れ、売買と賃貸の両輪で営業を進め、おかげさまで、平成11年6月に、大阪市浪速区元町1丁目(私の実家)に2店舗目を出すことが出来ました。(2020年に難波店閉店)
いくらワンダーランドが儲らなくても、嘘をついて儲けたくはありません、お客様に喜んで戴き「また使ってやる」と言われなければと考えております。
皆様に支えられて、浪速区内の元町・敷津西・敷津東・大国・難波中・戎本町の木津中校区での売買・賃貸の仲介実績をあげられるようなりました。
その間、小学校や中学校のPTAの会長や地域のお手伝いをさせて頂くようになり、賃貸管理も雪が春の日差しで徐々に溶けるように、任せて頂けるようになりました。
今は、この様にいろんな角度から応援してくれた皆さんに感謝しています。現在スタッフは私・妻を含め7名(内宅建士6)です。
幸せ感は人それぞれ違うかも知れませんが、今ある自分は皆さんのおかげで生活できる事に心より感謝し、皆さんの喜んでいる顔を思い浮かべ、一意専心に物事にあたっていきます。
好きな言葉 死は好むべきにも非ず、亦悪むべきにも非ず。 道尽き心安んずる、便ち是死所。 世に生きて心死する者あり、身亡びて魂存する者あり。 心死すれば生きるも益なし、魂存すれば亡ぶるも損なきなり。 死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし。 生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし。