京セラフィロソフィーから学ぶ経営の極意
なんば大国町の不動産エージェント ワンダーランド・久保田 博です。
京セラフィロソフィーは、京セラ株式会社の創業者である稲盛和夫氏が、自らの経営経験と哲学を基にまとめ上げた経営理念の体系です。このフィロソフィーの根幹には、人間としての正しさを追求すること、利他の精神を基盤とする経営、そして従業員一人ひとりが主体性を持って生き生きと働ける環境を作ることが重要だとする考え方があります。
人間として正しいことを判断基準にする
まず第一に、経営の基本は「人間として正しいことを判断基準にする」という考え方です。稲盛氏は、複雑な状況下でも「善悪の基準」を明確にし、短期的な利益にとらわれず、長期的かつ倫理的な判断を優先することの重要性を強調しています。これにより、信頼される企業文化が形成され、持続可能な成長が可能となるのです。
次に、「全員参加の経営」が掲げられています。これは、経営は特定のリーダーだけのものではなく、全従業員が一丸となり、責任と役割を共有しながら進めていくべきだという考えです。京セラの「アメーバ経営」に象徴されるように、小集団ごとに細分化された経営単位で収益管理を行い、それぞれのチームが主体的に経営に参画します。これにより、従業員の意識が高まり、創意工夫が促進されます。
また、「仕事を愛し、情熱を持って取り組む」ことが強調されています。稲盛氏は、どんな仕事であっても情熱を注ぎ、そこから生まれる創造性や努力が企業を成功へと導く鍵であると説きました。この情熱が、困難を乗り越え、成果を上げる推進力となります。
さらに、「利他の精神」が経営の土台として重視されています。稲盛氏は、会社は社会や顧客のために存在するという考えを大切にしており、自社の利益追求に終始するのではなく、社会全体に貢献することを目的とするべきだと主張しました。このような姿勢が、社会からの信頼を得る基盤となり、結果として企業の発展にもつながるのです。
最後に、「毎日を反省し、謙虚であること」が述べられています。人間は過ちを犯す存在であり、それを認識し、日々の行動を振り返りながら改善することで成長が促されます。特に経営者は、その行動が企業全体に影響を与えるため、常に謙虚な姿勢を保ち、自己研鑽を怠らないことが求められます。
京セラフィロソフィーは、経営の効率性や利益の追求だけにとらわれるのではなく、より深い人間的価値に基づいた経営を実現するための指針を提供しています。この理念を実践することで、従業員と企業、さらには社会全体にとって持続可能で豊かな未来を築くことが目指されています。
継続的な努力の重要性
稲盛氏は、「人間の可能性は無限である」と信じており、その可能性を最大限に引き出すには、地道な努力を惜しまないことが重要であると説いています。この考え方は、日々の業務において困難な課題にも立ち向かい、小さな成功を積み重ねることで大きな成果を得るという姿勢に繋がります。「一歩ずつ着実に前進する」姿勢が、経営の成功と長期的な成長を支える基本です。
高い目標を掲げる
フィロソフィーでは、「大きな目標を持つこと」が強調されています。稲盛氏は、「人は自ら設定した目標以上の成果を上げることはできない」と述べています。したがって、達成可能な範囲にとどまるのではなく、少し背伸びをするような挑戦的な目標を掲げることが推奨されています。この高い目標が社員のモチベーションを引き出し、企業全体の成長につながります。
情熱と一体感が生む成
企業の成功には、個々の従業員が仕事に対して熱意を持ち、全体が一体となって取り組むことが不可欠です。京セラでは、社員一人ひとりが「自分ごと」として仕事に取り組む風土を育てるために、コミュニケーションを重視し、意見を尊重する文化を築いています。この一体感が、企業の目標達成を加速させる原動力となります。
思考の重要性と成功への意志
「強烈な願望が現実を創る」という稲盛氏の哲学に基づき、どのような状況においてもポジティブに考え、困難を乗り越える強い意志を持つことが重要です。これは、単なる精神論ではなく、実際の経営判断や目標達成においても極めて実践的です。目標を明確に描き、それを実現するために必要な行動を具体的に計画することで、成功の確率が高まります。
社員の成長が企業の成長に繋がる
京セラフィロソフィーでは、社員一人ひとりの成長を経営の中核に据えています。稲盛氏は、「経営者の役割は、社員を幸せにすることである」と明言しており、社員が仕事を通じて人間的に成長し、充実感を得られる環境を整えることが企業の使命だと考えました。この理念に基づき、社員教育や自己啓発の場を提供することが推進されています。
社会との調和と貢献
京セラフィロソフィーは、企業の社会的責任についても深く触れています。企業の存在意義は、単なる利益の追求ではなく、社会全体に価値を提供することであるとされます。たとえば、環境保護や地域社会への貢献活動を積極的に行い、社会から信頼される存在になることが企業経営における重要な要素とされています。
危機をチャンスに変える
経営には常にリスクや不確実性が伴いますが、フィロソフィーでは、逆境を恐れるのではなく、それを成長の機会と捉える考え方が奨励されています。「困難が訪れた時こそ、自分たちの本質が試される」という意識を持ち、チーム一丸となって創意工夫し、新しい道を切り開いていく姿勢が重要です。
京セラフィロソフィーは単なる理論ではなく、実際の経営に深く根ざした実践的な知恵の集積です。その目的は、企業が持続可能でありながら、従業員や社会の幸福を追求することにあります。この哲学を実践することで、個人の成長と企業の繁栄が調和し、より良い未来を創り出すことが可能となります。
⭐︎☆ 有限会社ワンダーランド☆⭐︎創業:平成2年4月
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大阪ミナミ 高島屋前の戎橋筋にあった、大阪市立精華幼稚園・精華小学校の出身です。現在エディオン。
なんばスケート場・なんばプール・千日ファミリープール、今あるマルイの地下にあった、ゲームセンター等を幼稚園の時から遊び場にし、小学生の時は、友達の雀球・アレンジボール、コインゲームセンター、雀荘などで遊び呆けて育ちました。
世間では、そんな風うに育てば、ろくな人では無いと思われるか知れませんが、門前の小僧みたいなもので、何をすれば駄目なのか、何をすれば良いのか、がわかるようになったように思います。
そんなこんなで今があります。
「戦争」「コロナ禍」「地震」「円安」「デフレ」。一体この不況はいつまで続くのでしょうか。多くの国民がこの暗いトンネルの出口を探そうとあえいでいます。
不動産業というのは、世間の人から客観的に見ても、「何か恐い」「騙される」「うそをつかれる」「ふっかけられる」等の先入観で判断されがちです。事実、我々不動産業者が同業者を見ても、「狐とタヌキの化かしあい」の様なところも事実あります。その様な部分を改善しょうともせず、勉強をせず営業努力も怠って業界自体も現在に至っています。
そのような中、やはり、お客様の喜びなしではやっていけません。私たちはお客様の笑顔を見るために、本当にいいサービスを本当に喜ばれるように、生意気かも知れませんが、感謝されるお客様をどれだけ創る事ができたのかが大切だと考えています。
しかし、現実は非常に厳しい。まずは、その訳をお聞きください。土地建物の売買の場合、売り物件はどうしても、知名度のある、信用力のある、大手に流れてしまいます。
買いの場合は、極端な話し、手数料が安ければと言われるお客さんもいらっしゃいます。要は業者などどこでもよく、ちゃんと取引が出来れば購入してくれます。 買うのはどこの不動産屋でも同じ!しかし、売るの時は、大手!と言う心理がはたらいています。
大手と街の不動産屋の大きな違いは、資金力・信用力はもとより、取引時の重要事項説明書などの書類関係など調査力と、丁寧さです。街の不動産屋は、道路・ガス・上下水道・隣地境界・道路関係などの面倒のかかる調査は最近やっと当たり前になってきました。全ての不動産屋がいい加減では決してありませんが、でも、私も含めてそうかも知れませんが、不動産屋などをやろうとする人は、一発逆転ホームランを狙うような、楽して儲けようと思う人が多いのも確かだとおもいます。
ワンダーランドの沿革は昭和33年に私の父が難波歌舞伎座裏で南新商事創業(不動産業 免許番号第1590号)。南新商事のお客様を受けつがず、平成2年敷津西に、何とか一年分の生活費を工面し有限会社ワンダーランドをオープン。ゼロからのスタートでした。
平成2年と言うと、バブルの絶頂期で土地を2~3週間も物件を抱くと数百万円も儲かるという時代でした。売買のお客様には金額も張るため、本当の歳(27歳)は言えず、33歳ですと嘘を言わないと信用もされません。
そして、不動産業さえすれば儲かると錯覚し、営業を始めたのですが、土地の値段も坂を転げ落ちるように下がり、なかなか売買の仲介ができませんでした。
私自身、まだ弱冠27歳で、妻と二人で事務所にいるだけで電話もかからず、月に1件賃貸の契約が出来れば良いほどで、売買などは皆無でした。幼い子供がいたために、事務所の2階には子供を寝さす部屋として2畳の和室(現在もあります)を作りました。妻と子を養うどころか、不動産業だけではどうにもならず、妻もパートに行き、そして、夜は子供が寝静まってから、なんとか輪転機のリースが通った機械で寒い冬も、暑い夏も、チラシ作成し、それを妻と二人で配りに歩きました。しかし、結果を出すことが出来ず。妻には迷惑ばかりをかけていました。
なんとか、かんとか5年ぐらい持ちこたえることができ、その頃から1人2人とスッタッフにも恵まれ賃貸にも力を入れ、売買と賃貸の両輪で営業を進め、おかげさまで、平成11年6月に、大阪市浪速区元町1丁目(私の実家)に2店舗目を出すことが出来ました。(2020年に難波店閉店)
いくらワンダーランドが儲らなくても、嘘をついて儲けたくはありません、お客様に喜んで戴き「また使ってやる」と言われなければと考えております。
皆様に支えられて、浪速区内の元町・敷津西・敷津東・大国・難波中・戎本町の木津中校区での売買・賃貸の仲介実績をあげられるようなりました。
その間、小学校や中学校のPTAの会長や地域のお手伝いをさせて頂くようになり、賃貸管理も雪が春の日差しで徐々に溶けるように、任せて頂けるようになりました。
今は、この様にいろんな角度から応援してくれた皆さんに感謝しています。現在スタッフは私・妻を含め7名(内宅建士6)です。
幸せ感は人それぞれ違うかも知れませんが、今ある自分は皆さんのおかげで生活できる事に心より感謝し、皆さんの喜んでいる顔を思い浮かべ、一意専心に物事にあたっていきます。
好きな言葉 死は好むべきにも非ず、亦悪むべきにも非ず。 道尽き心安んずる、便ち是死所。 世に生きて心死する者あり、身亡びて魂存する者あり。 心死すれば生きるも益なし、魂存すれば亡ぶるも損なきなり。 死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし。 生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし。