分譲マンション管理会社のあり方を考える
なんば大国町の不動産エージェント ワンダーランド・久保田 博です。
分譲マンションにおいて、管理会社が果たす役割は住民の快適な生活を支えるために欠かせないものです。しかしながら、最近の管理会社の一部には、居住者の利益を無視し、自社の利益や都合を優先する運営が見られることがあります。このような状況を放置することは、マンション管理の将来に大きな影響を及ぼす可能性があります。
総会の参加者はゼロ、それでも決議される
例えば、管理会社が自社の社員を理事長に据える、総会をマンション近隣ではなく管理会社のオフィスで開催する、といった事例です。また、総会において出席者がゼロでありながら、葉書や書面による委任状のみで議決が行われるというケースも少なくありません。これらの問題は、住民の意思決定が形骸化している実態を象徴しており、大きな改善が必要です。
管理会社の不適切な運営が引き起こす問題
1. 住民参加が阻害される総会運営
総会は、住民全員がマンションの運営について意見を述べ、重要事項を議決する場です。しかし、マンション近隣での開催ではなく、管理会社のオフィスなど参加しにくい場所で開催されると、多くの住民が参加を断念せざるを得なくなります。また、オンライン参加が用意されていないケースも住民参加を阻害する要因となっています。
2. 委任状依存による意思決定の形骸化
多くの総会では、住民の出席率が低いことを理由に、葉書や書面での委任状が利用されています。これ自体は法的に認められた手続きですが、問題は「出席者がゼロ」である場合にも、委任状だけで重要な議決が行われることです。委任状の収集が管理会社主導で行われるケースでは、住民の真の意思が反映されない可能性があります。このような状況は、住民が運営に関与する意欲を削ぎ、結果として管理会社の独善的な運営を助長することにつながります。
3. 不信感の増大
住民の意思が反映されない運営は、管理会社への不信感を生むだけでなく、居住者間のコミュニティにも悪影響を与えます。「どうせ自分たちの意見は無視される」という諦めが広がれば、住民同士の連携が弱まり、マンションの健全な運営が難しくなります。
総会のあり方を考える
総会が形骸化しないようにするためには、住民の意思が十分に反映される仕組みづくりが必要です。
1. 出席率を上げるための取り組み
• 総会は、住民が参加しやすい日時や場所で開催すべきです。平日の昼間や遠隔地ではなく、居住者が参加しやすい夜間や休日、マンション内の共有スペースなどを会場に設定することが望まれます。
• オンライン参加の導入も、仕事や育児で忙しい住民が参加できる環境を整えるために重要です。
2. 委任状の透明性を確保
• 委任状が住民の意思を適切に反映するようにするためには、管理会社が主導する収集方法を見直す必要があります。住民同士が直接意見を交換できる場を増やすことで、委任状がただの「白紙委任」とならないようにする工夫が求められます。
• また、委任状の取り扱いについては第三者機関のチェックを受けるなど、公正性を確保する仕組みが必要です。
3. 議決事項の説明責任
• 総会での議決事項については、住民に分かりやすい形で詳細な説明を行うべきです。議事録の公開を徹底し、重要な決定がどのように行われたのかを明確にすることで、住民の信頼を得ることができます。
これからの管理会社の役割
管理会社は、単に業務を遂行するだけでなく、住民と共にマンション運営を考えるパートナーであるべきです。そのためには、以下のような具体的な改善が必要です。
1. 住民目線での運営
管理会社は住民の利益を最優先に考え、透明性のある運営を徹底すべきです。総会や日常的な管理業務において、住民の意見を積極的に取り入れる姿勢が求められます。
2. ガバナンスの強化
分譲会社と管理会社が同系列である場合でも、利益相反を防ぐための独立した監査機関や第三者によるチェックを導入することが重要です。このような仕組みがあることで、住民は安心して管理を任せることができます。
3. 教育と情報提供
住民がマンション管理に積極的に参加できるよう、管理会社は定期的に情報を提供し、住民の管理意識を高める取り組みを行うべきです。管理業務の内容や必要性を住民に理解してもらうことで、信頼関係が深まります。
結びにかえて
管理会社による不適切な運営が続けば、住民からの信頼を失い、業界全体の信用にも影響を及ぼすでしょう。特に、総会の形骸化や住民の意思が無視される状況は、早急に改善しなければなりません。
分譲マンションの管理運営は、住民と管理会社が協力し合うことで初めて成り立つものです。管理会社は短期的な利益にとらわれることなく、住民の声に耳を傾け、共にマンション運営を良い方向に導く努力を続けるべきです。透明性、公正性、そして住民との対話を重視した運営こそが、マンション管理の未来を明るいものにする鍵です。
⭐︎☆ 有限会社ワンダーランド☆⭐︎創業:平成2年4月
・HP: https://www.0120720901.com/
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大阪ミナミ 高島屋前の戎橋筋にあった、大阪市立精華幼稚園・精華小学校の出身です。現在エディオン。
なんばスケート場・なんばプール・千日ファミリープール、今あるマルイの地下にあった、ゲームセンター等を幼稚園の時から遊び場にし、小学生の時は、友達の雀球・アレンジボール、コインゲームセンター、雀荘などで遊び呆けて育ちました。
世間では、そんな風うに育てば、ろくな人では無いと思われるか知れませんが、門前の小僧みたいなもので、何をすれば駄目なのか、何をすれば良いのか、がわかるようになったように思います。
そんなこんなで今があります。
「戦争」「コロナ禍」「地震」「円安」「デフレ」。一体この不況はいつまで続くのでしょうか。多くの国民がこの暗いトンネルの出口を探そうとあえいでいます。
不動産業というのは、世間の人から客観的に見ても、「何か恐い」「騙される」「うそをつかれる」「ふっかけられる」等の先入観で判断されがちです。事実、我々不動産業者が同業者を見ても、「狐とタヌキの化かしあい」の様なところも事実あります。その様な部分を改善しょうともせず、勉強をせず営業努力も怠って業界自体も現在に至っています。
そのような中、やはり、お客様の喜びなしではやっていけません。私たちはお客様の笑顔を見るために、本当にいいサービスを本当に喜ばれるように、生意気かも知れませんが、感謝されるお客様をどれだけ創る事ができたのかが大切だと考えています。
しかし、現実は非常に厳しい。まずは、その訳をお聞きください。土地建物の売買の場合、売り物件はどうしても、知名度のある、信用力のある、大手に流れてしまいます。
買いの場合は、極端な話し、手数料が安ければと言われるお客さんもいらっしゃいます。要は業者などどこでもよく、ちゃんと取引が出来れば購入してくれます。 買うのはどこの不動産屋でも同じ!しかし、売るの時は、大手!と言う心理がはたらいています。
大手と街の不動産屋の大きな違いは、資金力・信用力はもとより、取引時の重要事項説明書などの書類関係など調査力と、丁寧さです。街の不動産屋は、道路・ガス・上下水道・隣地境界・道路関係などの面倒のかかる調査は最近やっと当たり前になってきました。全ての不動産屋がいい加減では決してありませんが、でも、私も含めてそうかも知れませんが、不動産屋などをやろうとする人は、一発逆転ホームランを狙うような、楽して儲けようと思う人が多いのも確かだとおもいます。
ワンダーランドの沿革は昭和33年に私の父が難波歌舞伎座裏で南新商事創業(不動産業 免許番号第1590号)。南新商事のお客様を受けつがず、平成2年敷津西に、何とか一年分の生活費を工面し有限会社ワンダーランドをオープン。ゼロからのスタートでした。
平成2年と言うと、バブルの絶頂期で土地を2~3週間も物件を抱くと数百万円も儲かるという時代でした。売買のお客様には金額も張るため、本当の歳(27歳)は言えず、33歳ですと嘘を言わないと信用もされません。
そして、不動産業さえすれば儲かると錯覚し、営業を始めたのですが、土地の値段も坂を転げ落ちるように下がり、なかなか売買の仲介ができませんでした。
私自身、まだ弱冠27歳で、妻と二人で事務所にいるだけで電話もかからず、月に1件賃貸の契約が出来れば良いほどで、売買などは皆無でした。幼い子供がいたために、事務所の2階には子供を寝さす部屋として2畳の和室(現在もあります)を作りました。妻と子を養うどころか、不動産業だけではどうにもならず、妻もパートに行き、そして、夜は子供が寝静まってから、なんとか輪転機のリースが通った機械で寒い冬も、暑い夏も、チラシ作成し、それを妻と二人で配りに歩きました。しかし、結果を出すことが出来ず。妻には迷惑ばかりをかけていました。
なんとか、かんとか5年ぐらい持ちこたえることができ、その頃から1人2人とスッタッフにも恵まれ賃貸にも力を入れ、売買と賃貸の両輪で営業を進め、おかげさまで、平成11年6月に、大阪市浪速区元町1丁目(私の実家)に2店舗目を出すことが出来ました。(2020年に難波店閉店)
いくらワンダーランドが儲らなくても、嘘をついて儲けたくはありません、お客様に喜んで戴き「また使ってやる」と言われなければと考えております。
皆様に支えられて、浪速区内の元町・敷津西・敷津東・大国・難波中・戎本町の木津中校区での売買・賃貸の仲介実績をあげられるようなりました。
その間、小学校や中学校のPTAの会長や地域のお手伝いをさせて頂くようになり、賃貸管理も雪が春の日差しで徐々に溶けるように、任せて頂けるようになりました。
今は、この様にいろんな角度から応援してくれた皆さんに感謝しています。現在スタッフは私・妻を含め7名(内宅建士6)です。
幸せ感は人それぞれ違うかも知れませんが、今ある自分は皆さんのおかげで生活できる事に心より感謝し、皆さんの喜んでいる顔を思い浮かべ、一意専心に物事にあたっていきます。
好きな言葉 死は好むべきにも非ず、亦悪むべきにも非ず。 道尽き心安んずる、便ち是死所。 世に生きて心死する者あり、身亡びて魂存する者あり。 心死すれば生きるも益なし、魂存すれば亡ぶるも損なきなり。 死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし。 生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし。