不動産業界における重要事項説明の課題
なんば大国町の不動産エージェント ワンダーランド・久保田 博です。
先日、不動産協会で相談員として活動する中で、多くの不動産業者が重要事項説明において深刻な不備を抱えたまま契約を進めている現状に直面しました。以下に具体的な問題点を挙げ、これらの課題に対する考察を共有します。
私道に関する説明不備
不動産取引において、私道の権利関係や利用状況に関する説明が適切に行われていないケースが目立ちます。私道に関する説明が不足していると、買主は後から利用制限や追加費用の発生に気付くことになり、トラブルの原因となります。
筆界確認の欠如
筆界確認は土地取引の基本的なプロセスの一つですが、これが行われていない事例も少なくありません。筆界が不明確なまま契約を進めると、隣地所有者との境界トラブルが発生するリスクが高まります。
付帯設備説明の不足
不動産に付随する設備、例えば給湯器やエアコンなどの状況について、十分な説明がないことも問題です。設備の不具合や劣化が契約後に発覚すると、買主と売主の間で責任の所在が不明確となり、紛争の原因となります。
物件状況報告書の説明欠如
物件の状況を正確に把握するための物件状況報告書が提供されていない、あるいは説明が十分でないケースも見受けられました。この報告書は物件の安全性や価値を確認する重要な資料であり、不備があると買主が重大なリスクを負う可能性があります。
なぜこれらの問題が発生するのか?
これらの不備は、不動産業者の知識不足や説明責任に対する意識の低さが主な原因として考えられます。また、業務の効率を優先するあまり、十分な調査や確認が行われていないことも背景にあるでしょう。
今後の改善に向けて
重要事項説明の不備を防ぐためには、不動産業者自身のスキルアップが不可欠です。具体的には以下の取り組みが求められます。
1.徹底した教育と研修
業者向けに法令や実務に関する定期的な研修を実施し、知識の更新を促進する。
2.チェックリストの活用
契約時に重要事項を網羅的に確認できるチェックリストを導入し、不備を未然に防ぐ。
3.第三者機関の活用
筆界確認や物件調査については専門家や第三者機関に依頼し、透明性と正確性を高める。
まとめ
不動産取引は買主や売主の人生に大きな影響を与える重要な契約です。業界全体で透明性を高め、信頼性を向上させるために、不備のない重要事項説明を徹底する必要があります。今後も現場での経験を活かしながら、こうした課題について考え、発信していきたいと思います。
宅建士の資格を持っているからと言って売買契約が出来るわけでも重要事項が出来るものでもないと言うことです。
⭐︎☆ 有限会社ワンダーランド☆⭐︎創業:平成2年4月
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大阪ミナミ 高島屋前の戎橋筋にあった、大阪市立精華幼稚園・精華小学校の出身です。現在エディオン。
なんばスケート場・なんばプール・千日ファミリープール、今あるマルイの地下にあった、ゲームセンター等を幼稚園の時から遊び場にし、小学生の時は、友達の雀球・アレンジボール、コインゲームセンター、雀荘などで遊び呆けて育ちました。
世間では、そんな風うに育てば、ろくな人では無いと思われるか知れませんが、門前の小僧みたいなもので、何をすれば駄目なのか、何をすれば良いのか、がわかるようになったように思います。
そんなこんなで今があります。
「戦争」「コロナ禍」「地震」「円安」「デフレ」。一体この不況はいつまで続くのでしょうか。多くの国民がこの暗いトンネルの出口を探そうとあえいでいます。
不動産業というのは、世間の人から客観的に見ても、「何か恐い」「騙される」「うそをつかれる」「ふっかけられる」等の先入観で判断されがちです。事実、我々不動産業者が同業者を見ても、「狐とタヌキの化かしあい」の様なところも事実あります。その様な部分を改善しょうともせず、勉強をせず営業努力も怠って業界自体も現在に至っています。
そのような中、やはり、お客様の喜びなしではやっていけません。私たちはお客様の笑顔を見るために、本当にいいサービスを本当に喜ばれるように、生意気かも知れませんが、感謝されるお客様をどれだけ創る事ができたのかが大切だと考えています。
しかし、現実は非常に厳しい。まずは、その訳をお聞きください。土地建物の売買の場合、売り物件はどうしても、知名度のある、信用力のある、大手に流れてしまいます。
買いの場合は、極端な話し、手数料が安ければと言われるお客さんもいらっしゃいます。要は業者などどこでもよく、ちゃんと取引が出来れば購入してくれます。 買うのはどこの不動産屋でも同じ!しかし、売るの時は、大手!と言う心理がはたらいています。
大手と街の不動産屋の大きな違いは、資金力・信用力はもとより、取引時の重要事項説明書などの書類関係など調査力と、丁寧さです。街の不動産屋は、道路・ガス・上下水道・隣地境界・道路関係などの面倒のかかる調査は最近やっと当たり前になってきました。全ての不動産屋がいい加減では決してありませんが、でも、私も含めてそうかも知れませんが、不動産屋などをやろうとする人は、一発逆転ホームランを狙うような、楽して儲けようと思う人が多いのも確かだとおもいます。
ワンダーランドの沿革は昭和33年に私の父が難波歌舞伎座裏で南新商事創業(不動産業 免許番号第1590号)。南新商事のお客様を受けつがず、平成2年敷津西に、何とか一年分の生活費を工面し有限会社ワンダーランドをオープン。ゼロからのスタートでした。
平成2年と言うと、バブルの絶頂期で土地を2~3週間も物件を抱くと数百万円も儲かるという時代でした。売買のお客様には金額も張るため、本当の歳(27歳)は言えず、33歳ですと嘘を言わないと信用もされません。
そして、不動産業さえすれば儲かると錯覚し、営業を始めたのですが、土地の値段も坂を転げ落ちるように下がり、なかなか売買の仲介ができませんでした。
私自身、まだ弱冠27歳で、妻と二人で事務所にいるだけで電話もかからず、月に1件賃貸の契約が出来れば良いほどで、売買などは皆無でした。幼い子供がいたために、事務所の2階には子供を寝さす部屋として2畳の和室(現在もあります)を作りました。妻と子を養うどころか、不動産業だけではどうにもならず、妻もパートに行き、そして、夜は子供が寝静まってから、なんとか輪転機のリースが通った機械で寒い冬も、暑い夏も、チラシ作成し、それを妻と二人で配りに歩きました。しかし、結果を出すことが出来ず。妻には迷惑ばかりをかけていました。
なんとか、かんとか5年ぐらい持ちこたえることができ、その頃から1人2人とスッタッフにも恵まれ賃貸にも力を入れ、売買と賃貸の両輪で営業を進め、おかげさまで、平成11年6月に、大阪市浪速区元町1丁目(私の実家)に2店舗目を出すことが出来ました。(2020年に難波店閉店)
いくらワンダーランドが儲らなくても、嘘をついて儲けたくはありません、お客様に喜んで戴き「また使ってやる」と言われなければと考えております。
皆様に支えられて、浪速区内の元町・敷津西・敷津東・大国・難波中・戎本町の木津中校区での売買・賃貸の仲介実績をあげられるようなりました。
その間、小学校や中学校のPTAの会長や地域のお手伝いをさせて頂くようになり、賃貸管理も雪が春の日差しで徐々に溶けるように、任せて頂けるようになりました。
今は、この様にいろんな角度から応援してくれた皆さんに感謝しています。現在スタッフは私・妻を含め7名(内宅建士6)です。
幸せ感は人それぞれ違うかも知れませんが、今ある自分は皆さんのおかげで生活できる事に心より感謝し、皆さんの喜んでいる顔を思い浮かべ、一意専心に物事にあたっていきます。
好きな言葉 死は好むべきにも非ず、亦悪むべきにも非ず。 道尽き心安んずる、便ち是死所。 世に生きて心死する者あり、身亡びて魂存する者あり。 心死すれば生きるも益なし、魂存すれば亡ぶるも損なきなり。 死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし。 生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし。