不動産業界の知られざる現実:メガバンクが仲介手数料をすべて銀行取引へ移行する理由と今後の対応策
なんば大国町の不動産エージェント ワンダーランド・久保田 博です。
不動産売買の決済業務において、従来は買主から支払われる仲介手数料(例えば300万円程度)を、決済時に銀行で現金出金することが一般的でした。しかし、最近では大手メガバンク等(三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行など)が、高額な現金の出金を認めず、「すべての取引を銀行を通じて行う」方向にシフトしています。
この背景には、マネーロンダリング対策や金融機関のコンプライアンス強化があると考えられます。しかし、現場の不動産業者にとっては「急に現金での受領ができなくなった」という状況に直面し、困惑している方も多いでしょう。本ブログでは、この問題の背景や今後の不動産取引の決済における対応策を解説し、不動産業者がどのように対処すべきかを考えていきます。
1. メガバンクが現金出金を制限し、銀行取引に統一する理由
(1) マネーロンダリング(資金洗浄)対策の強化
世界的にマネーロンダリング(資金洗浄)対策が強化されており、日本の金融機関もその対応を迫られています。特に、不動産取引は多額の資金が動くため、マネーロンダリングに利用されやすい分野の一つとされています。
銀行側は、
✅ 高額な現金取引は資金の流れを追跡しにくい
✅ 犯罪収益移転防止法(犯罪収益の移転防止に関する法律)により、銀行が資金の流れを厳しく管理する義務がある
✅ 国際的な金融規制に対応するため、日本の銀行も高額取引の管理を強化している
といった理由から、すべての不動産取引を銀行経由で行う方針を強化しています。
(2) 銀行のリスク管理と業務効率化
銀行としても、大量の現金を取り扱うことにはリスクがあります。
強盗リスク:銀行窓口での高額現金出金は、犯罪リスクを高める要因となる。
誤送金リスク:現金の取り扱いはヒューマンエラーを誘発しやすい。
人件費の削減:窓口での大量の現金取引は、行員の業務負担を増やし、コストがかかる。
こうした理由から、銀行側はキャッシュレス決済を推奨し、振込や電子決済への移行を進めています。
2. 現金出金の制限がもたらす不動産取引への影響
(1) 仲介手数料の支払い方法の変更
従来のように、決済時に「現金で仲介手数料を受け取る」ことが難しくなり、不動産業者は以下のような方法を取る必要があります。
✅ 事前振込:決済前に買主や売主から仲介手数料を銀行振込で受領する。
✅ 決済時の振込依頼:買主や売主が決済の際に、銀行窓口やインターネットバンキングで直接振り込む。
✅ 電子決済の活用:企業間決済サービスを活用する(ペイパル、Stripeなど)。
(2) 取引の透明性向上
銀行がすべての不動産取引を銀行経由で行うようにすることで、
資金の流れが明確になる
トラブルが減る(支払った・受け取っていない等の問題がなくなる)
税務調査などでの証拠が残りやすい
というメリットもあります。
3. 不動産業者が取るべき対応策
(1) 事前の説明を徹底する
買主や売主に対し、「決済時に仲介手数料を現金で支払うことができなくなっている」ことを事前に説明し、振込での対応をお願いすることが重要です。
✅ 「銀行の規制により、決済時の現金出金が制限されています。」
✅ 「スムーズな決済のために、事前に振込で仲介手数料をお支払いいただく形を推奨しています。」
といった形で、事前に理解を得ることが必要です。
(2) 振込スケジュールを明確にする
✅ 決済の前日までに仲介手数料を振り込んでもらう
✅ 決済当日に、銀行窓口やインターネットバンキングで直接振り込んでもらう
✅ 振込が完了するまで鍵の引き渡しや登記申請を待つ
といったルールを明確にし、取引の流れをスムーズにすることが重要です。
(3) 管理体制の見直し(経理・帳簿管理の強化)
現金取引の減少に伴い、振込での資金管理を強化する必要があります。
振込履歴をしっかりと記録し、証拠を残す
仲介手数料の支払い状況を管理するためのシステムを導入する
キャッシュレス決済に対応できる経理体制を整える
こうした準備を進めることで、取引の透明性を高めることができます。
4. 今後の不動産決済の方向性
(1) 完全キャッシュレス化の流れ
今後、銀行の規制はさらに厳しくなり、不動産取引における「現金決済」はほぼなくなっていくと予想されます。
すでに、一部の不動産業者では、すべての決済を銀行振込や電子決済で行う体制を整えています。
(2) デジタル化の加速(電子契約の普及)
政府も電子契約の普及を推進しており、将来的には
✅ 不動産売買契約書の電子署名
✅ 決済もオンライン上で完結
といった流れが主流になる可能性があります。
5. まとめ:現金決済に頼らない経営体制へ移行を!
メガバンクが高額な現金出金を制限し、すべての取引を銀行を通じて行うようにする背景には、マネーロンダリング対策や銀行のリスク管理があり、今後この流れが加速することは確実です。不動産業者としても、「現金での仲介手数料受領」という従来の方法にこだわらず、振込や電子決済を前提とした業務フローに切り替えるべきです。
この変化に早く対応することで、不動産業者としての信頼性を高め、時代に適応した経営が可能になります。不動産業界も、今まさに大きな転換期を迎えているのです。
⭐︎☆ 有限会社ワンダーランド☆⭐︎創業:平成2年4月
・HP: https://www.0120720901.com/
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大阪ミナミ 高島屋前の戎橋筋にあった、大阪市立精華幼稚園・精華小学校の出身です。現在エディオン。
なんばスケート場・なんばプール・千日ファミリープール、今あるマルイの地下にあった、ゲームセンター等を幼稚園の時から遊び場にし、小学生の時は、友達の雀球・アレンジボール、コインゲームセンター、雀荘などで遊び呆けて育ちました。
世間では、そんな風うに育てば、ろくな人では無いと思われるか知れませんが、門前の小僧みたいなもので、何をすれば駄目なのか、何をすれば良いのか、がわかるようになったように思います。
そんなこんなで今があります。
「戦争」「コロナ禍」「地震」「円安」「デフレ」。一体この不況はいつまで続くのでしょうか。多くの国民がこの暗いトンネルの出口を探そうとあえいでいます。
不動産業というのは、世間の人から客観的に見ても、「何か恐い」「騙される」「うそをつかれる」「ふっかけられる」等の先入観で判断されがちです。事実、我々不動産業者が同業者を見ても、「狐とタヌキの化かしあい」の様なところも事実あります。その様な部分を改善しょうともせず、勉強をせず営業努力も怠って業界自体も現在に至っています。
そのような中、やはり、お客様の喜びなしではやっていけません。私たちはお客様の笑顔を見るために、本当にいいサービスを本当に喜ばれるように、生意気かも知れませんが、感謝されるお客様をどれだけ創る事ができたのかが大切だと考えています。
しかし、現実は非常に厳しい。まずは、その訳をお聞きください。土地建物の売買の場合、売り物件はどうしても、知名度のある、信用力のある、大手に流れてしまいます。
買いの場合は、極端な話し、手数料が安ければと言われるお客さんもいらっしゃいます。要は業者などどこでもよく、ちゃんと取引が出来れば購入してくれます。 買うのはどこの不動産屋でも同じ!しかし、売るの時は、大手!と言う心理がはたらいています。
大手と街の不動産屋の大きな違いは、資金力・信用力はもとより、取引時の重要事項説明書などの書類関係など調査力と、丁寧さです。街の不動産屋は、道路・ガス・上下水道・隣地境界・道路関係などの面倒のかかる調査は最近やっと当たり前になってきました。全ての不動産屋がいい加減では決してありませんが、でも、私も含めてそうかも知れませんが、不動産屋などをやろうとする人は、一発逆転ホームランを狙うような、楽して儲けようと思う人が多いのも確かだとおもいます。
ワンダーランドの沿革は昭和33年に私の父が難波歌舞伎座裏で南新商事創業(不動産業 免許番号第1590号)。南新商事のお客様を受けつがず、平成2年敷津西に、何とか一年分の生活費を工面し有限会社ワンダーランドをオープン。ゼロからのスタートでした。
平成2年と言うと、バブルの絶頂期で土地を2~3週間も物件を抱くと数百万円も儲かるという時代でした。売買のお客様には金額も張るため、本当の歳(27歳)は言えず、33歳ですと嘘を言わないと信用もされません。
そして、不動産業さえすれば儲かると錯覚し、営業を始めたのですが、土地の値段も坂を転げ落ちるように下がり、なかなか売買の仲介ができませんでした。
私自身、まだ弱冠27歳で、妻と二人で事務所にいるだけで電話もかからず、月に1件賃貸の契約が出来れば良いほどで、売買などは皆無でした。幼い子供がいたために、事務所の2階には子供を寝さす部屋として2畳の和室(現在もあります)を作りました。妻と子を養うどころか、不動産業だけではどうにもならず、妻もパートに行き、そして、夜は子供が寝静まってから、なんとか輪転機のリースが通った機械で寒い冬も、暑い夏も、チラシ作成し、それを妻と二人で配りに歩きました。しかし、結果を出すことが出来ず。妻には迷惑ばかりをかけていました。
なんとか、かんとか5年ぐらい持ちこたえることができ、その頃から1人2人とスッタッフにも恵まれ賃貸にも力を入れ、売買と賃貸の両輪で営業を進め、おかげさまで、平成11年6月に、大阪市浪速区元町1丁目(私の実家)に2店舗目を出すことが出来ました。(2020年に難波店閉店)
いくらワンダーランドが儲らなくても、嘘をついて儲けたくはありません、お客様に喜んで戴き「また使ってやる」と言われなければと考えております。
皆様に支えられて、浪速区内の元町・敷津西・敷津東・大国・難波中・戎本町の木津中校区での売買・賃貸の仲介実績をあげられるようなりました。
その間、小学校や中学校のPTAの会長や地域のお手伝いをさせて頂くようになり、賃貸管理も雪が春の日差しで徐々に溶けるように、任せて頂けるようになりました。
今は、この様にいろんな角度から応援してくれた皆さんに感謝しています。現在スタッフは私・妻を含め7名(内宅建士6)です。
幸せ感は人それぞれ違うかも知れませんが、今ある自分は皆さんのおかげで生活できる事に心より感謝し、皆さんの喜んでいる顔を思い浮かべ、一意専心に物事にあたっていきます。
好きな言葉 死は好むべきにも非ず、亦悪むべきにも非ず。 道尽き心安んずる、便ち是死所。 世に生きて心死する者あり、身亡びて魂存する者あり。 心死すれば生きるも益なし、魂存すれば亡ぶるも損なきなり。 死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし。 生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし。