不動産業者としての責任感とプロフェッショナリズムの欠如について考える
なんば大国町の不動産エージェント ワンダーランド・久保田 博です。
どこの不動産業者も不動産の売買を扱っています。でも、重要事項や売買契約書を作成することができるのでしょうか?
不動産業界において、売買契約を適切に遂行するためには高度な知識と経験が必要です。不動産の売買は、人生における大きな決断の一つであり、その取引を安全かつ円滑に進めるためには、業者としての責任感とプロフェッショナリズムが不可欠です。しかし、最近では、この基本的な責任を果たしていない不動産業者が増えているように感じます。
特に驚くべきは、賃貸借契約しかしたことの無いような不ドス案業者が売買契約を行ってる。
売買契約のスキルを学ぶために多くの不動産に携わるスタッフが大手不動産業者で修行という、売買契約をできるようになるために、就職をし、売買を任されたりするようになっていきます。
今は動画で重説や売契の作成の仕方も教えてくれるのでしょうか?
あたかも売買契約ができるかのように振る舞っているところが有りまあす。これは、不動産業界の健全性を揺るがす非常に問題のある行為であり、顧客に対する重大な裏切り行為でもあります。
スキルを学ぶ重症性
私の言ってることが全てではありませんが、大手不動産業者に就職してスキルを学ぶことは、売買をするためには手っ取り早いと言わざるを得ません。大手では、物件の調査方法や契約書の作成、法的な手続きなど、売買契約に必要な基本的なスキルを体系的に学ぶことができます。これらのスキルを身につけることで、顧客に対して信頼性のあるサービスを提供することができるのです。
しかし、これらのスキルを学ぶことすらせずに、自分が売買契約を担うことができると思い込むのは、非常に浅はかです。賃貸業務であれば、ある程度の知識と経験があれば対応可能かもしれませんが、売買契約は全く別次元の責任を伴います。売買契約において、適切な知識や経験が欠如していることは、顧客にとって重大なリスクとなります。
ネットで調べて契約をする危険性
さらに問題なのは、売買契約に関する専門知識を持たない業者が、ネットで調べた情報をもとに契約を進めようとする行為です。インターネット上には多くの情報が溢れていますが、それらは必ずしも正確で最新のものばかりではありません。不動産の売買契約は複雑であり、法的な確認や細かな条件のすり合わせが求められます。ネットで調べた程度の知識で契約を進めることは、非常に危険であり、顧客を不必要なリスクにさらす行為です。
考えられないようなミスやトラブルが発生する可能性があり、それが顧客の生活に大きな影響を及ぼすことになります。このような行為は、プロフェッショナリズムに欠けると言わざるを得ません。
賃貸と売買の違いを理解する重要性
賃貸業務であれば、一定の知識と経験があれば対応可能ですが、売買契約は全く異なるレベルの専門性が求められます。賃貸と売買の違いを理解し、売買契約に必要なスキルをしっかりと身につけてから業務に臨むことが、プロとしての責任です。
賃貸業務での成功を基に、売買業務にも手を広げるのは自然な流れかもしれませんが、その前に必要な知識と経験をしっかりと学ぶことが不可欠です。大手不動産業者に就職してスキルを学ぶことは、そのための重要なステップであり、それを怠ることは、顧客に対する裏切りであると言えるでしょう。
結論
不動産業界は、信頼を基盤とした業界であり、その信頼を裏切る行為は決して許されるものではありません。売買契約を行うには、大手不動産業者との対等な経験やスキルを身につけることが求められます。ネットで調べた程度の知識で契約を進めるような浅はかな行為は、顧客にとって非常に危険であり、業者としての責任感に欠ける行為です。
不動産業者としてのプロフェッショナリズムを持ち、顧客の信頼に応えるためにも、賃貸と売買の違いを理解し、必要なスキルをしっかりと学んでから業務に臨むことが求められています。業界全体の健全な発展のためにも、浅はかな行動は厳に慎むべきです。
追伸
不動産業界において、宅地建物取引士の資格を持っていることは重要な要件ですが、それだけで売買契約が適切に遂行できるわけではありません。実際には、経験や深い知識が不可欠です。不動産業者に求められるのは、単に資格を持っていることではなく、その資格をもとにしっかりとした知識と経験を積み、顧客に信頼されるプロフェッショナリズムを発揮することです。
不動産の売買は、購入者や売却者にとって大きな決断です。そのため、任せている不動産業者が売買取引を適切に行えることは、当然の前提条件であるべきです。しかしながら、現実には、それが守られていないケースも見受けられます。資格を持つだけで安心してはいけません。契約不適合責任に関する理解が不十分な不動産業者は、顧客に対して大きなリスクをもたらします。
一度、質問してみてください。
契約不適合責任について。
①追完請求(修補・代替物の引渡し・不足分の引渡し):売買契約に基づき、引き渡された物件に不備があった場合、買主は修補や代替物の引渡し、不足分の引渡しを請求する権利があります。これは、売買契約が適切に履行されるために欠かせない重要な責任です。
②代金減額請求:引き渡された物件に不具合がある場合、買主はその価値の低下に応じて代金の減額を請求することができます。これは、物件が契約通りでない場合に、適切な補償を求めるための権利です。
③賠償責任:売買契約に違反があった場合、買主はその損害に対する賠償を請求することができます。賠償責任を理解していない不動産業者は、顧客に対して重大な損失をもたらす可能性があります。
④契約解除:不動産の引き渡しが契約に適合しない場合、買主は契約の解除を求めることができます。これは最終的な手段であり、取引全体に大きな影響を与えるため、慎重な対応が必要です。
これらの責任は、不動産の賃貸借契約においても、ついて回るものです。したがって、不動産業者はこれらの概念を十分に理解し、顧客に適切に説明できるスキルが求められます。
現在、不動産業者の中には、契約不適合責任について十分に説明できないスタッフが少なくありません。
顧客として不動産業者にこのような質問をしてみてください:
「契約不適合責任に基づく追完請求や代金減額請求、賠償責任、そして契約解除について、詳しく説明できますか?」もし、満足のいく回答が得られないのであれば、その業者には売買契約を任せるべきではないでしょう。
資格だけではなく、実務経験や知識が不十分な業者に、あなたの大切な取引を任せることは非常に危険です。
不動産業界では、資格を持っていることは重要ですが、それ以上に経験と深い知識が求められます。売買契約において、契約不適合責任についてしっかりと理解していることがプロフェッショナリズムの証です。顧客に信頼される不動産業者であるためには、資格だけに頼るのではなく、日々の業務を通じてスキルを磨き、契約不適合責任などの重要な法的責任についても確実に理解していることが求められます。不動産業者としての責任を果たすために、知識を深め、顧客に適切なサービスを提供することが、何よりも大切です。
この責任は賃貸借契約でもついて回る責任です。
不動産についてお困りの時は、地元で34年、是非、ワンダーランドにお問い合わせください。
⭐︎☆ 有限会社ワンダーランド☆⭐︎創業:平成2年4月
・HP: https://www.0120720901.com/
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大阪ミナミ 高島屋前の戎橋筋にあった、大阪市立精華幼稚園・精華小学校の出身です。現在エディオン。
なんばスケート場・なんばプール・千日ファミリープール、今あるマルイの地下にあった、ゲームセンター等を幼稚園の時から遊び場にし、小学生の時は、友達の雀球・アレンジボール、コインゲームセンター、雀荘などで遊び呆けて育ちました。
世間では、そんな風うに育てば、ろくな人では無いと思われるか知れませんが、門前の小僧みたいなもので、何をすれば駄目なのか、何をすれば良いのか、がわかるようになったように思います。
そんなこんなで今があります。
「戦争」「コロナ禍」「地震」「円安」「デフレ」。一体この不況はいつまで続くのでしょうか。多くの国民がこの暗いトンネルの出口を探そうとあえいでいます。
不動産業というのは、世間の人から客観的に見ても、「何か恐い」「騙される」「うそをつかれる」「ふっかけられる」等の先入観で判断されがちです。事実、我々不動産業者が同業者を見ても、「狐とタヌキの化かしあい」の様なところも事実あります。その様な部分を改善しょうともせず、勉強をせず営業努力も怠って業界自体も現在に至っています。
そのような中、やはり、お客様の喜びなしではやっていけません。私たちはお客様の笑顔を見るために、本当にいいサービスを本当に喜ばれるように、生意気かも知れませんが、感謝されるお客様をどれだけ創る事ができたのかが大切だと考えています。
しかし、現実は非常に厳しい。まずは、その訳をお聞きください。土地建物の売買の場合、売り物件はどうしても、知名度のある、信用力のある、大手に流れてしまいます。
買いの場合は、極端な話し、手数料が安ければと言われるお客さんもいらっしゃいます。要は業者などどこでもよく、ちゃんと取引が出来れば購入してくれます。 買うのはどこの不動産屋でも同じ!しかし、売るの時は、大手!と言う心理がはたらいています。
大手と街の不動産屋の大きな違いは、資金力・信用力はもとより、取引時の重要事項説明書などの書類関係など調査力と、丁寧さです。街の不動産屋は、道路・ガス・上下水道・隣地境界・道路関係などの面倒のかかる調査は最近やっと当たり前になってきました。全ての不動産屋がいい加減では決してありませんが、でも、私も含めてそうかも知れませんが、不動産屋などをやろうとする人は、一発逆転ホームランを狙うような、楽して儲けようと思う人が多いのも確かだとおもいます。
ワンダーランドの沿革は昭和33年に私の父が難波歌舞伎座裏で南新商事創業(不動産業 免許番号第1590号)。南新商事のお客様を受けつがず、平成2年敷津西に、何とか一年分の生活費を工面し有限会社ワンダーランドをオープン。ゼロからのスタートでした。
平成2年と言うと、バブルの絶頂期で土地を2~3週間も物件を抱くと数百万円も儲かるという時代でした。売買のお客様には金額も張るため、本当の歳(27歳)は言えず、33歳ですと嘘を言わないと信用もされません。
そして、不動産業さえすれば儲かると錯覚し、営業を始めたのですが、土地の値段も坂を転げ落ちるように下がり、なかなか売買の仲介ができませんでした。
私自身、まだ弱冠27歳で、妻と二人で事務所にいるだけで電話もかからず、月に1件賃貸の契約が出来れば良いほどで、売買などは皆無でした。幼い子供がいたために、事務所の2階には子供を寝さす部屋として2畳の和室(現在もあります)を作りました。妻と子を養うどころか、不動産業だけではどうにもならず、妻もパートに行き、そして、夜は子供が寝静まってから、なんとか輪転機のリースが通った機械で寒い冬も、暑い夏も、チラシ作成し、それを妻と二人で配りに歩きました。しかし、結果を出すことが出来ず。妻には迷惑ばかりをかけていました。
なんとか、かんとか5年ぐらい持ちこたえることができ、その頃から1人2人とスッタッフにも恵まれ賃貸にも力を入れ、売買と賃貸の両輪で営業を進め、おかげさまで、平成11年6月に、大阪市浪速区元町1丁目(私の実家)に2店舗目を出すことが出来ました。(2020年に難波店閉店)
いくらワンダーランドが儲らなくても、嘘をついて儲けたくはありません、お客様に喜んで戴き「また使ってやる」と言われなければと考えております。
皆様に支えられて、浪速区内の元町・敷津西・敷津東・大国・難波中・戎本町の木津中校区での売買・賃貸の仲介実績をあげられるようなりました。
その間、小学校や中学校のPTAの会長や地域のお手伝いをさせて頂くようになり、賃貸管理も雪が春の日差しで徐々に溶けるように、任せて頂けるようになりました。
今は、この様にいろんな角度から応援してくれた皆さんに感謝しています。現在スタッフは私・妻を含め7名(内宅建士6)です。
幸せ感は人それぞれ違うかも知れませんが、今ある自分は皆さんのおかげで生活できる事に心より感謝し、皆さんの喜んでいる顔を思い浮かべ、一意専心に物事にあたっていきます。
好きな言葉 死は好むべきにも非ず、亦悪むべきにも非ず。 道尽き心安んずる、便ち是死所。 世に生きて心死する者あり、身亡びて魂存する者あり。 心死すれば生きるも益なし、魂存すれば亡ぶるも損なきなり。 死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし。 生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし。